
棚の前に並ぶカップヌードルを見ていると、いつもの味を選ぶか、少し冒険するかで迷うことがあります。
赤いパッケージのオリジナル、まろやかなシーフード、とろみのあるカレー。どれも知っている味なのに、その日の気分によって食べたくなる一杯は変わります。
では、カップヌードルで本当に人気があるのは、どの味なのでしょうか。
調査結果を見ると、1位は常に同じではありません。オリジナルが首位になる調査もあれば、シーフードヌードルが選ばれる調査もあります。
確かなのは、オリジナル、シーフード、カレーの定番3種類が強く支持されていることです。
ここでは、人気調査で上位に入った定番7種類を、味の特徴、カロリー、食べたい気分から比べます。
気になる内容からチェック
カップヌードルの人気1位はオリジナル?シーフード?
カップヌードルの人気ランキングは、調査対象や選択肢によって結果が変わります。
2026年4月に実施された149票のアンケートでは、上位は次の順番でした。
- シーフードヌードル:34票
- カップヌードル:31票
- カップヌードル カレー:15票
- チリトマトヌードル:14票
- パクチー香るトムヤムクン:10票
- 欧風チーズカレー:8票
- カップヌードル 味噌:7票
一方、2025年11月に412人を対象に実施されたアンケートでは、オリジナルが37.8%で1位、シーフードが25.2%で2位、カレーが18.9%で3位でした。
つまり、「絶対にこの味が一番」とは言い切れません。
調査によって首位は入れ替わりますが、オリジナルとシーフードが人気の中心であり、そこにカレーが続く構図は共通しています。
迷ったときは、王道のしょうゆ味ならオリジナル、まろやかさならシーフード、食べ応えならカレーを選ぶと外しにくいでしょう。
人気7種類の味とカロリーを比較
通常サイズの人気7種類を比較すると、次のようになります。
| 種類 | 味の特徴 | 熱量 |
|---|---|---|
| シーフードヌードル | 魚介とポークのコク、まろやかな白濁スープ | 338kcal |
| カップヌードル | しょうゆを基調とした、香辛料の利いた王道の味 | 364kcal |
| カップヌードル カレー | 野菜の甘みと、とろみのあるマイルドなカレー | 423kcal |
| チリトマトヌードル | トマトの甘酸っぱさと、スパイスのピリ辛感 | 362kcal |
| パクチー香るトムヤムクン | 酸味、辛味、ハーブの香りが立つエスニック味 | 354kcal |
| 欧風チーズカレー | デミグラスとチーズが重なる濃厚なカレー | 420kcal |
| カップヌードル 味噌 | 3種類の味噌にショウガとニンニクを利かせた味 | 385kcal |
カロリーだけで見ると、7種類の中ではシーフードヌードルが最も低く、カップヌードル カレーが最も高くなっています。
ただし、カップ麺を選ぶときは数字だけでなく、スープの濃さや具材、食べる時間帯も考えたいところです。
昼食としてしっかり食べたい日と、夜に軽く済ませたい日では、ちょうどよい一杯が異なります。
第1位候補|シーフードヌードル
シーフードヌードルは、ポークと魚介のコクを合わせた白濁スープが特徴です。
スープはまろやかですが、後味は重すぎません。具材には、イカ、カニ風味かまぼこ、卵、キャベツ、ネギなどが入っています。
オリジナルのしょうゆ味よりも角がなく、クリーミーな味を好む人に選びやすい一杯です。
牛乳やチーズを加えるアレンジとも相性がよく、同じ商品でも食べ方を変えられます。
こんな日に向いています。
- 刺激の強すぎない味が食べたい
- クリーミーなスープが好き
- カロリーを定番7種類の中では低めに抑えたい
- 迷った末に、外しにくい味を選びたい
シーフードと聞くと魚介の香りが強そうに感じますが、実際にはポークのコクも加わった、親しみやすい味です。
第2位候補|カップヌードル
赤いパッケージのカップヌードルは、1971年に発売されたシリーズの原点です。
香辛料を利かせたしょうゆ系のスープに、謎肉、ミンチポーク、エビ、卵、ネギが入っています。
ひと口目に強い驚きがあるというより、食べ進めるほど「やはりこれでよかった」と感じる味です。
新しい商品を試しても、最後はオリジナルに戻ってくる人が多いのも納得できます。
こんな日に向いています。
- 昔から変わらない安心感がほしい
- しょうゆ系のスープを選びたい
- 謎肉やエビなど、具材の組み合わせを楽しみたい
- ごはんにも合わせやすい味がいい
カップヌードルを初めて食べる人にも、まず選びやすい一杯です。
第3位|カップヌードル カレー
カレーは、野菜の甘みを生かしたマイルドなスープと、独特のとろみが特徴です。
具材にはポテト、謎肉、ミンチポーク、ニンジン、ネギが入り、定番商品の中でも食べ応えがあります。
スープが麺によく絡むため、一口ごとの味が濃く、少量でも満足感を得やすい一杯です。
その分、人気7種類の中ではカロリーが最も高い423kcalとなっています。
こんな日に向いています。
- 昼食としてしっかり食べたい
- とろみのある濃いスープが好き
- ポテト入りのカレー味に安心感がある
- 食後にごはんを入れて楽しみたい
軽く済ませたい夜食より、空腹を満たしたい昼に向いています。
第4位|チリトマトヌードル
チリトマトヌードルは、トマトの甘みと酸味に、チリペッパー、クミン、オレガノなどのスパイスを合わせた一杯です。
辛さはありますが、唐辛子だけが前に出る味ではありません。トマトの酸味があるため、濃厚でありながら比較的すっきり食べられます。
具材は謎肉、キャベツ、コーン、トマトキューブ、インゲンです。
こんな日に向いています。
- トマト系のスープが好き
- 少し辛いものを食べたい
- 定番の味に飽きてきた
- 濃厚すぎず、酸味のある一杯を選びたい
チーズを加えると辛味がまろやかになり、トマトとチーズの組み合わせを楽しめます。
第5位|パクチー香るトムヤムクン
パクチー香るトムヤムクンは、酸味と辛味が同時に押し寄せる、個性のはっきりした味です。
トムヤムペーストを使ったスープに、エビ、マッシュルーム、赤唐辛子、パクチーが入っています。
初めて食べたときは酸味の強さに驚くかもしれません。しかし、そのすっぱ辛さが癖になり、繰り返し選ぶ人もいます。
こんな日に向いています。
- 酸味と辛味の両方が好き
- エスニック料理を手軽に食べたい
- 定番3種類とはまったく違う味を選びたい
- パクチーやハーブの香りに抵抗がない
しょうゆ、カレー、シーフードでは物足りなくなった人にとって、次の一杯になりやすい商品です。
第6位|欧風チーズカレー
欧風チーズカレーは、ビーフ、オニオン、トマトのうまみが溶け込んだデミグラスベースのスープに、チーズのコクを重ねています。
通常のカレーよりも洋食らしさが強く、別添の特製チーズパウダーを加えることで、香りとまろやかさが増します。
具材には味付牛ミンチ、チーズ加工品、マッシュルーム、ニンジンが入っています。
こんな日に向いています。
- カレーもチーズも好き
- 濃厚でクリーミーな味を求めている
- 普通のカレーとは違う一杯を食べたい
- 少しだけ贅沢な気分を味わいたい
420kcalと高めなので、軽食というよりも、満足感を求める食事向きです。
第7位|カップヌードル 味噌
カップヌードル 味噌は、3種類の味噌を合わせ、ショウガとニンニクで味を引き締めています。
濃厚な味噌スープですが、山椒を利かせた謎肉が後味のアクセントになります。
具材には豚ミンチ、キャベツ、コーン、ネギ、ニンジンが入っており、味噌ラーメンらしい親しみやすさがあります。
こんな日に向いています。
- 濃い味噌ラーメンが食べたい
- ショウガやニンニクの風味が好き
- 寒い日に体が温まる味を選びたい
- 白いごはんに合うスープがほしい
和風の安心感がありながら、山椒やニンニクによるパンチも感じられる一杯です。
迷ったときは食べたい気分で選ぶ
ランキングを見ても決められないときは、今の気分から選ぶと簡単です。
王道の味に戻りたい
カップヌードルを選びましょう。
しょうゆ系のスープと、謎肉、エビ、卵の組み合わせには、長く食べられてきた理由があります。
まろやかな味が食べたい
シーフードヌードルが向いています。
魚介とポークのコクがありながら、カレーほど重くありません。
空腹をしっかり満たしたい
カップヌードル カレーか欧風チーズカレーです。
とろみと濃厚さがあり、通常サイズでも食べ応えを感じられます。
酸味や辛味で気分を変えたい
軽いピリ辛ならチリトマト、本格的なすっぱ辛さならトムヤムクンが向いています。
ごはんに合う濃い味がほしい
カレーか味噌を選ぶと、残ったスープまで楽しみやすくなります。
カップヌードルは全部で何種類ある?
カップヌードルには、固定された「全何種類」という答えがありません。
定番商品に加えて、期間限定、新商品、地域限定、ミニ、ビッグ、PRO、あっさりおいしいシリーズなどがあり、販売ラインアップが定期的に入れ替わるためです。
通常サイズだけを見ても、オリジナル、カレー、シーフード、チリトマト、欧風チーズカレー、味噌のほか、辛麺、担担、魚豚、トムヤムクン、シンガポール風ラクサ、麻辣湯などがあります。
さらに、高たんぱく・低糖質を特徴とするPROシリーズや、量とカロリーを抑えた「あっさりおいしい」シリーズも販売されています。
種類をすべて覚えるより、次のように分けて考えると選びやすくなります。
- 王道・定番系
- カレー系
- 辛口・エスニック系
- PROなどの機能性シリーズ
- あっさり・小容量シリーズ
- 季節限定・期間限定商品
店頭で初めて見る商品があったら、限定商品である可能性もあります。気になる味は、販売されているうちに試しておく方がよいでしょう。
カロリーを抑えたいならどれを選ぶ?
今回比較した定番7種類では、カロリーが低い順に並べると次のようになります。
- シーフードヌードル:338kcal
- パクチー香るトムヤムクン:354kcal
- チリトマトヌードル:362kcal
- カップヌードル:364kcal
- カップヌードル 味噌:385kcal
- 欧風チーズカレー:420kcal
- カップヌードル カレー:423kcal
さらに抑えたい場合は、通常サイズだけでなく、ミニや「あっさりおいしい」シリーズも選択肢になります。
ただし、カロリーが低ければ必ず健康的というわけではありません。塩分や脂質、食べる頻度も含めて考えることが大切です。
スープをすべて飲まずに残すことでも、摂取する塩分量を抑えやすくなります。
人気順位より、その日に食べたい一杯を
人気ランキングでは、オリジナルとシーフードが首位を争い、その後にカレーが続いています。
それでも、誰にとっても同じ味が一番になるわけではありません。
疲れた日に食べたいシーフード、空腹の日に頼りたいカレー、少し気分を変えたい日に選ぶチリトマトやトムヤムクン。
カップヌードルは、味の優劣だけでなく、食べる日の気分によって印象が変わります。
結局のところ、最もおいしい一杯は、ランキングの1位ではありません。
棚の前で「今日はこれだ」と手が伸びた、その味なのかもしれません。
出典
- 日清食品グループ「カップヌードル ブランド商品情報」
- 日清食品グループ「カップヌードル」
- 日清食品グループ「カップヌードル シーフードヌードル」
- 日清食品グループ「カップヌードル カレー」
- 日清食品グループ「カップヌードル チリトマトヌードル」
- 日清食品グループ「カップヌードル 欧風チーズカレー」
- 日清食品グループ「カップヌードル 味噌」
- 日清食品グループ「カップヌードル パクチー香るトムヤムクン」
- macaroni「カップヌードルの人気フレーバーランキング」
- マイナビニュース「日清カップヌードル人気ランキング」