
テレビをつけたとき、姿が映るとなぜか安心する人がいます。
大きな声で自分をアピールしなくても、言葉に耳を傾けたくなる。活躍を目にすると、自分のことではないのに少しうれしくなる。
そんな「お茶の間から愛される人」は、2026年の日本で誰なのでしょうか。
最新のタレントパワーランキングでは、サンドウィッチマン、大谷翔平、マツコ・デラックスが上位を占めました。一方、CMでは今田美桜や川口春奈、俳優では見上愛など、新しい顔も存在感を強めています。
ただし、人気、好感度、CM出演数は、似ているようで同じものではありません。
ここでは、2026年7月時点で公表されている複数の調査を照らし合わせながら、いま多くの人に知られ、関心や親しみを集めているタレントを見ていきます。
気になる内容からチェック
- 1 2026年に最も高い支持を集めているのはサンドウィッチマン
- 2 タレントパワーランキングは「好感度だけ」の順位ではない
- 3 1位のサンドウィッチマンが長く愛される理由
- 4 2位の大谷翔平は活躍そのものが人を惹きつける
- 5 3位のマツコ・デラックスは本音を聞きたくなる存在
- 6 女性タレント1位は芦田愛菜
- 7 上位には「長く見ていたい」と思われる女優が並んだ
- 8 2026年上半期にCMで最も見かけたのは今田美桜
- 9 CM起用会社数1位は川口春奈
- 10 2026年に新しく注目された俳優は見上愛
- 11 M!LKと曽野舜太も急上昇
- 12 「好感度が高い人」と「よく見る人」は同じではない
- 13 2026年に愛されるタレントに共通しているもの
- 14 まとめ
- 15 出典
2026年に最も高い支持を集めているのはサンドウィッチマン
2026年5月度のタレントパワーランキングで総合1位になったのは、お笑いコンビのサンドウィッチマンです。
2位は大谷翔平、3位にはマツコ・デラックスが入りました。
2026年5月度タレントパワーランキングTOP10
| 順位 | タレント名 |
|---|---|
| 1位 | サンドウィッチマン |
| 2位 | 大谷翔平 |
| 3位 | マツコ・デラックス |
| 4位 | 芦田愛菜 |
| 5位 | 伊達みきお |
| 6位 | 北川景子 |
| 6位 | 富澤たけし |
| 8位 | 綾瀬はるか |
| 9位 | 新垣結衣 |
| 10位 | 長澤まさみ |
サンドウィッチマンはコンビで1位になっただけでなく、伊達みきおが5位、富澤たけしが同率6位に入っています。
2人でいるときの掛け合いが支持されているだけではなく、それぞれが一人のタレントとしても高い関心を集めていることが分かります。
タレントパワーランキングは「好感度だけ」の順位ではない
ここで知っておきたいのが、タレントパワーランキングは、単純に「好きな芸能人」を尋ねた調査ではないことです。
ランキングに使われるパワースコアは、主に次の2つから算出されています。
- 名前や顔を知っているかを示す「認知度」
- 見たい、聴きたい、知りたいと思うかを示す「誘引率」
調査対象はタレント1,280人。一都三県に住む10歳から69歳までの男女、合計4,400人を対象に、年4回実施されています。
そのため、ここでの1位は「日本で最も好感度が高い人」と完全に同じ意味ではありません。
それでも、広く知られているだけでなく、「もっと見たい」「この人の話を聞きたい」と思われている人物が上位に入るため、現在のお茶の間の空気を知るうえでは興味深い結果です。
1位のサンドウィッチマンが長く愛される理由
サンドウィッチマンの強さは、単に面白いだけでは説明しきれません。
伊達みきおと富澤たけしは、テレビ番組で誰かを強く否定したり、自分たちだけが目立とうとしたりする場面が少なく、相手の話を受け止めながら笑いへ変えていきます。
飾らない話し方や、長年変わらない2人の距離感にも、見る側を身構えさせない安心感があります。
もちろん、ランキング調査が個別に「優しいから支持している」と理由を尋ねたわけではありません。
それでも、コンビで総合1位、さらに2人が個人でもトップ10に入った結果からは、番組や企画に左右されにくい、息の長い支持がうかがえます。
テレビに映った瞬間に空気が少し和らぐ。
その安心感こそが、サンドウィッチマンが世代を越えて愛される大きな理由なのかもしれません。
2位の大谷翔平は活躍そのものが人を惹きつける
2位には、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が入りました。
芸人、俳優、歌手などが並ぶランキングの中で、スポーツ選手である大谷翔平が上位を維持していることは、それだけ幅広い層から関心を集めている証しといえます。
2026年5月度の調査では、1位のサンドウィッチマンとの差はわずか0.9ポイントでした。
競技で結果を出し続ける姿はもちろん、試合後の受け答えや周囲への振る舞いも含めて注目される存在です。
大谷翔平の場合、テレビへの出演回数だけで人気を築いているわけではありません。
遠く離れたアメリカでプレーしていても、試合の結果が毎日のようにニュースになり、その活躍を多くの人が自分のことのように喜ぶ。
競技の枠を越え、日本の日常にまで入り込んでいる点が、ほかのタレントにはない大きな強さです。
3位のマツコ・デラックスは本音を聞きたくなる存在
3位はマツコ・デラックスです。
マツコ・デラックスの言葉は、ときに鋭く、耳の痛い内容になることもあります。それでも多くの人が話を聞きたくなるのは、ただ相手を傷つけるための言葉ではないと感じられるからでしょう。
世の中の違和感を言葉にしながらも、人の弱さや寂しさを切り捨てない。
誰もが何となく感じていたことを、少し笑える形で言い表してくれるところに、独自の信頼感があります。
2026年は一時的に番組出演を休んだ時期がありましたが、復帰後も総合3位を維持しました。
常にテレビへ出続けていなければ忘れられる存在ではなく、「また話を聞きたい」と思わせる力があることを示す順位です。
女性タレント1位は芦田愛菜
総合4位に入り、女性タレントの中で最上位になったのは芦田愛菜です。
前回の12位から大きく順位を上げ、2025年5月度の調査以来、1年ぶりに女性1位へ戻りました。
幼い頃から知っている人にとっては、その成長を長く見守ってきた親しみがあります。
一方で、現在は俳優としてだけでなく、番組で見せる落ち着いた受け答えや知的な印象にも注目が集まっています。
子役時代の知名度だけに頼らず、年齢を重ねるごとに新しい印象を積み上げていることが、世代を問わない支持につながっていると考えられます。
上位には「長く見ていたい」と思われる女優が並んだ
6位には北川景子、8位に綾瀬はるか、9位に新垣結衣、10位には長澤まさみが入りました。
いずれも一時的なブームだけではなく、長年にわたりドラマ、映画、CMなどで活躍してきた俳優です。
4人の見せ方や個性は異なりますが、共通しているのは、作品によって新しい一面を見せながらも、本人の印象が大きく揺らいでいないことでしょう。
知名度が高くなるほど、常に好意的に受け止められ続けることは難しくなります。
それでも上位に入り続ける人には、華やかさだけでなく、見る側が安心して応援できる安定感があります。
「いま話題だから見たい」という気持ちだけではなく、「これからも見ていたい」と思われること。
長く活躍するタレントにとって、それは一時的な注目以上に大きな力です。
2026年上半期にCMで最も見かけたのは今田美桜
人気を考えるとき、CMへの出演状況も一つの目安になります。
2026年上半期のTV-CM放送回数ランキングでは、今田美桜が総合1位になりました。
2026年1月1日から6月30日までに東京地区の地上波キー局で放送されたCMを対象とした調査で、今田美桜の出演CMは半年間で1万3,000回を超えています。
ドラマや映画を見ない人でも、CMであれば日常の中で自然に姿を目にします。
今田美桜は、明るく親しみやすい印象と華やかさを併せ持ち、幅広い商品やサービスの顔として起用されています。
ただし、CM放送回数が多いことと、好感度が最も高いことは同じではありません。
それでも、多くの企業が広告の顔として選び、テレビを通じて繰り返し目にする存在になっていることは、2026年を代表するタレントの一人であることを示しています。
CM起用会社数1位は川口春奈
出演したCMの放送回数ではなく、起用した会社の数で見ると、1位は川口春奈でした。
2026年上半期は18社のCMに起用され、2位の今田美桜は16社。男性では大谷翔平が14社で1位です。
企業によって、伝えたい商品や対象となる年代は異なります。
その中で多くの会社から起用されるためには、知名度だけでなく、商品イメージを損なわない信頼感や、幅広い層へ届く親しみやすさも必要になります。
川口春奈の18社という数字は、女優としての人気だけではなく、さまざまな企業や商品の雰囲気になじむ柔軟さが評価されている結果とも読み取れます。
2026年に新しく注目された俳優は見上愛
長く愛される人がいる一方で、2026年に入って急速に存在感を増した人もいます。
オリコンニュースが発表した「2026年上半期ブレイク俳優ランキング」の女性編では、見上愛が1位になりました。
映画やドラマへの出演を重ね、NHK連続テレビ小説『風、薫る』でヒロインの一人を演じたことで、これまで見上愛を知らなかった層にも名前と顔が広がりました。
同ランキングの2位には、音楽やバラエティーに加えて俳優としても活動する「あの」が入っています。
ブレイクランキングに入る人は、必ずしも全国的な認知度で長年活躍するタレントを上回っているわけではありません。
「最近よく見るようになった」「以前とは違う一面に気づいた」という、新鮮な驚きや期待が順位に表れます。
現在の総合的な人気だけでなく、次に大きく支持を伸ばしそうな人を知りたいときには、こうしたランキングにも注目です。
M!LKと曽野舜太も急上昇
2026年5月度のタレントパワーランキングでは、上昇率1位にM!LKの曽野舜太が入りました。
グループとしてのM!LKも上昇率2位となり、メンバーそれぞれの俳優・バラエティー活動を通じて、幅広い世代へ名前が届き始めています。
若者の間ではすでに知られていた人やグループが、ドラマや朝の情報番組、バラエティー番組をきっかけに、親世代や祖父母世代にも知られていく。
2026年は、SNSだけで人気を集めるのではなく、テレビへの出演を通じて世代の壁を越えるタレントが、さらに支持を広げているようです。
「好感度が高い人」と「よく見る人」は同じではない
芸能人のランキングを見るときは、何を基準に順位がつけられているのかを確認することが大切です。
タレントパワーランキング
認知度と、「見たい・聴きたい・知りたい」と思う誘引率から算出されています。
TV-CMタレントランキング
CMが放送された回数や、起用した会社の数を集計したものです。
ブレイク俳優ランキング
以前と比べて知名度や活躍が伸びたと感じる俳優が選ばれます。
CMで何度も見かける人が、必ずしも好感度調査で1位になるわけではありません。
反対に、多くの人から好かれていても、その時期にCMや新作への出演が少なければ、露出に関するランキングには入りにくくなります。
一つの順位だけで「日本で最も好かれている人」を決めるのは難しいものです。
複数の調査を一緒に見ることで、長く愛されている人、いま急速に注目されている人、企業から信頼を集めている人という、それぞれの違いが見えてきます。
2026年に愛されるタレントに共通しているもの
最新ランキングの顔ぶれを見ると、現在支持されるために必要なのは、目立つことだけではないと感じます。
サンドウィッチマンには、見る側を緊張させない安心感があります。
大谷翔平には、言葉以上に結果で示し続ける説得力があります。
マツコ・デラックスには、多くの人が抱えている本音をすくい上げる力があります。
芦田愛菜や、ランキング上位に入った女優たちには、長く見守ってきたくなる親しみと安定感があります。
そして今田美桜や見上愛、M!LKには、これからさらに活躍の場を広げそうな新鮮さがあります。
派手な言葉で自分を大きく見せなくても、仕事へ向き合う姿や周囲との接し方は、少しずつ見る人へ伝わります。
一時的に注目を集めることと、長く好かれることは違います。
2026年のランキングから見えてきたのは、華やかさの奥にある誠実さや、見る側が安心して応援できる空気こそが、人の心を惹きつける時代になっているということなのかもしれません。
まとめ
2026年5月度のタレントパワーランキングでは、サンドウィッチマンが1位、大谷翔平が2位、マツコ・デラックスが3位になりました。
女性では芦田愛菜が最上位となり、北川景子、綾瀬はるか、新垣結衣、長澤まさみもトップ10に入っています。
CM放送回数では今田美桜、CM起用会社数では川口春奈、2026年上半期にブレイクした女性俳優では見上愛が1位でした。
調査方法が異なるため、これらの順位を単純に一つへまとめることはできません。
それでも、長く愛されている人と、いま新しく注目されている人を一緒に見ると、2026年のエンタメ界の空気が少しずつ見えてきます。
知っているから安心する人。
姿を見ると、少し気持ちが明るくなる人。
これからの活躍を、もう少し追いかけてみたくなる人。
人から支持される理由は、数字だけでは語りきれません。だからこそランキングは、順位を確認して終わるのではなく、「なぜこの人は愛されるのだろう」と考えながら見ると、もっと面白くなります。
出典
- タレントパワーランキング by 株式会社アーキテクト
- 株式会社アーキテクト
- 株式会社エム・データ「TV-CMタレントランキング」
- オリコンニュース「上半期ブレイク俳優ランキング」