
ブログを始めたいと思ったとき、最初に迷うのが「無料ブログで十分なのか、それともWordPressを選ぶべきなのか」という問題です。
無料ブログなら、登録後すぐに文章を書き始められます。
一方のWordPressは、サーバーやドメインを準備する必要がありますが、デザインや広告、サイトの構成を自分で決められます。
どちらが優れているかではなく、何のためにブログを始めるかによって答えは変わります。
日記や交流を気軽に楽しみたいなら無料ブログ。長く続けるメディアを作り、収益化や仕事につなげたいならWordPressが選びやすいでしょう。
気になる内容からチェック
無料ブログとWordPressの違い
無料ブログとWordPressの主な違いを整理すると、次のようになります。
| 比較項目 | 無料ブログ | WordPress |
|---|---|---|
| 開始費用 | 無料で始められるサービスが多い | サーバー代などが必要 |
| 始めやすさ | 登録後すぐ投稿できる | 初期設定が必要 |
| 独自ドメイン | プランやサービスによる | 自由に設定できる |
| デザイン | 用意された範囲で変更 | テーマやブロックで変更できる |
| 広告掲載 | サービスの規約による | 自分で掲載場所を決められる |
| 運営管理 | サービス側が管理 | 更新やバックアップを自分で管理 |
| サービス終了の影響 | 運営会社の方針に左右される | サーバーを移して継続できる |
| 収益化 | 制限がある場合がある | 比較的自由度が高い |
| 向いている目的 | 日記、交流、試しに書く | 収益化、事業、長期運営 |
WordPressは自由度が高い一方で、管理する責任も増えます。
無料ブログは手軽ですが、すべての機能や広告を自分で決められるわけではありません。
無料ブログが向いている人
次のような人は、無料ブログから始めてもよいでしょう。
- お金をかけずに文章を書いてみたい
- 日々の出来事を記録したい
- 同じサービスの利用者と交流したい
- ブログを続けられるか分からない
- デザインや広告にこだわらない
- サーバーやセキュリティを管理したくない
最初から収益を求めず、「まずは書く習慣をつけたい」という目的なら、無料ブログの手軽さは大きな利点です。
登録後すぐに記事を書ける
無料ブログは、メールアドレスやアカウントを登録すれば、すぐに記事を書き始められるサービスが多くあります。
サーバーの契約、ドメインの設定、WordPressのインストールといった作業は必要ありません。
文章を書くことだけを試したい人にとって、準備の少なさは魅力です。
サーバーの管理をしなくてよい
システムの更新やサーバーの保守は、基本的にブログサービスの運営会社が行います。
WordPressのように、本体、テーマ、プラグインの更新を自分で管理する必要がありません。
技術的な作業に時間を使わず、投稿だけに集中できます。
サービス内から読まれることがある
無料ブログには、ランキング、フォロー、おすすめ記事など、サービス内で記事を見つけてもらう仕組みがあります。
検索エンジンからのアクセスがない開設直後でも、同じサービスを利用している人に読まれる可能性があります。
趣味の仲間とつながりたい人には、WordPressにはない利点です。
無料ブログで注意したいこと
無料だから悪いということではありません。
ただし、長期運営や収益化を考えているなら、始める前に利用規約を確認する必要があります。
広告や商用利用にはサービスごとの条件がある
無料ブログでも、アフィリエイトや商品の紹介が認められているサービスはあります。
一方で、掲載できる広告、扱えるジャンル、商用利用の方法に制限が設けられている場合があります。
「無料ブログでは収益化できない」と一括りにはできませんが、自由度はWordPressより低くなることがあります。
自分とは関係のない広告が表示されることがある
無料プランでは、運営会社が掲載する広告が記事内や画面上に表示される場合があります。
読者がその広告をクリックしても、自分の収益になるとは限りません。
自分が紹介したい商品より運営会社の広告が目立つと、記事からの申し込みにも影響する可能性があります。
デザインや機能には限界がある
無料ブログでも、色、画像、レイアウトなどを変更できるサービスはあります。
ただし、変更できる範囲はサービス側が用意した機能に限られます。
独自のトップページ、細かな広告位置、複雑な比較表、会員機能などを追加したくなったときに、物足りなさを感じるかもしれません。
運営会社の方針に影響される
無料ブログは、運営会社が提供する場所を借りて発信する仕組みです。
利用規約、広告表示、機能、料金プランが変更される可能性があります。サービス自体が終了する可能性もゼロではありません。
大切な記事は、定期的にバックアップを取っておきましょう。
WordPressが向いている人
次のような目的があるなら、最初からWordPressを選ぶ価値があります。
- アフィリエイトや広告で収益化したい
- 店舗、会社、個人事業のサイトを作りたい
- 独自ドメインを育てたい
- デザインや記事構成にこだわりたい
- 複数のカテゴリーを持つメディアを作りたい
- 将来、機能を追加したい
- サービス側の広告を表示したくない
- 数年単位で運営したい
WordPressは、自分で借りたサーバーへインストールして使うサイト管理システムです。
記事だけでなく、プロフィール、問い合わせ、サービス紹介、ランキング、商品比較など、目的に合わせたページを作れます。
独自ドメインを中心にサイトを育てられる
独自ドメインは、インターネット上に持つ自分専用の住所です。
サーバー会社を変更しても、正しい移転作業を行えば同じドメインを使い続けられます。
長く記事を積み重ねたい人にとって、運営会社に依存しにくいことは大きな利点です。
広告や導線を自分で決められる
WordPressでは、記事内、サイドバー、記事下、トップページなど、サイトの目的に合わせて広告や案内を配置できます。
商品紹介、資料請求、問い合わせ、サービス購入など、読者に取ってほしい行動に合わせて導線を作れます。
ただし、広告を増やせば収益が上がるとは限りません。読みやすさを損なわない配置が必要です。
テーマによって見た目と機能を変えられる
WordPressの「テーマ」は、サイトのデザインや機能をまとめて変更する仕組みです。
無料テーマから有料テーマまであり、ブログ、企業サイト、店舗、作品紹介など、目的に合わせて選べます。
テーマによって、記事装飾、トップページ、CTA、広告管理、表示速度への対応などが異なります。
WordPressを使うだけでSEOに強くなるわけではない
WordPressには、タイトル、見出し、内部リンク、URLなどを整理しやすい利点があります。
しかし、WordPressを選んだだけで検索順位が上がるわけではありません。
検索されている疑問に答える記事、正確な情報、読みやすい構成、関連ページへの内部リンク、継続的な更新があって初めて、検索流入につながります。
「SEOに強いテーマを入れれば上位表示できる」という考え方にも注意が必要です。
テーマは記事を届けやすくする土台であり、記事の価値そのものを作るものではありません。
WordPressにかかる費用
WordPressのソフトウェア自体は無料で利用できます。
ただし、インターネット上に公開するには、一般的にレンタルサーバーと独自ドメインが必要です。
主な費用は次のとおりです。
| 費用 | 内容 |
|---|---|
| レンタルサーバー | サイトの文章や画像を保存する場所 |
| 独自ドメイン | サイト専用のURL |
| WordPressテーマ | 無料または有料 |
| 画像や素材 | 必要に応じて購入 |
| 外部サービス | メール配信、分析、バックアップなど |
サーバー料金は契約期間や会社によって異なります。
独自ドメインが無料で付くプランもあるため、月額料金だけでなく、更新料金や契約条件も確認しましょう。
WordPressで必要になる管理
WordPressでは、自由度と引き換えに自分で管理する項目があります。
- WordPress本体の更新
- テーマとプラグインの更新
- 定期的なバックアップ
- 不正ログインへの対策
- 不要なプラグインの削除
- 表示崩れやリンク切れの確認
- サーバーとドメインの更新
難しい作業ばかりではありませんが、完全に放置してよいものではありません。
更新前にバックアップを取り、分からないプラグインを必要以上に増やさないことが大切です。
収益化するならWordPress一択?
収益化を目的とする場合、WordPressは有力な選択肢です。
ただし、「WordPressでなければ一円も稼げない」という意味ではありません。
無料ブログ、note、SNS、動画サービスなどでも収益化できる場合があります。
違いは、収益化の自由度と、発信の土台をどこまで自分で管理できるかです。
無料ブログでもよいケース
無料ブログでも、次の条件なら目的を満たせる可能性があります。
- サービス内の交流を中心にしたい
- 利用規約の範囲で商品を紹介したい
- サーバー費用をかけたくない
- 収益より発信を楽しみたい
- 将来の移転作業を許容できる
WordPressが選びやすいケース
次のような計画があるなら、最初からWordPressを選ぶ方が遠回りを減らせます。
- 検索流入を積み上げたい
- 複数の広告サービスを利用したい
- 比較記事やランキング記事を作りたい
- 自社商品やサービスへ案内したい
- サイト名やデザインをブランドとして育てたい
- 数年後も同じURLで続けたい
WordPressブログを始める流れ
初心者がWordPressを始める流れは、大きく分けると次の5段階です。
1.発信するテーマを決める
最初に、誰のどんな疑問へ答えるサイトなのかを決めます。
テーマが広すぎると記事同士のつながりが弱くなり、何を扱うサイトなのか分かりにくくなります。
まずは、自分が続けて書けることと、読者が知りたいことが重なる範囲を探しましょう。
2.レンタルサーバーとドメインを用意する
サーバー会社のWordPress簡単設定やクイックスタートを利用すると、サーバー、ドメイン、SSL、WordPressの設定をまとめて進められます。
ドメインは後から簡単に変更できません。
サイト名を変える可能性も考え、特定の商品や一時的な流行に寄りすぎない文字列を選びましょう。
3.WordPressの初期設定を行う
開設後は、次の項目を確認します。
- サイトタイトル
- URLのHTTPS化
- パーマリンク
- 管理者名とパスワード
- タイムゾーン
- コメント設定
- バックアップ
- セキュリティ
- プライバシーポリシー
- 問い合わせページ
記事を書き始める前に、最低限の土台を整えておくと後から修正する作業を減らせます。
4.WordPressテーマを選ぶ
テーマは、見た目だけでなく記事作成や収益導線の作りやすさにも影響します。
無料テーマで始め、必要になってから有料テーマへ移行する方法もあります。
一方で、最初からデザインや広告配置、CTA、複数サイト運営まで考えているなら、有料テーマを早めに導入した方が、後の移行作業を減らせます。
5.最初の記事を書く
デザインを完璧にしてから記事を書こうとすると、公開まで進まなくなります。
まずは、読者が実際に検索する具体的な疑問を一つ選び、その答えを一記事にまとめましょう。
公開後に読み直し、情報を追加しながら育てていけば十分です。
無料テーマと有料テーマはどちらがいい?
無料テーマでも、記事の投稿や基本的なサイト運営はできます。
有料テーマを購入したからといって、必ず収益が出るわけではありません。
選ぶ基準は、価格ではなく、必要な機能と作業時間です。
無料テーマが向いている人
- WordPressを続けられるか試したい
- まず記事を書くことに集中したい
- デザインを細かく作り込まない
- 広告やCTAを多く使わない
- 初期費用を抑えたい
有料テーマが向いている人
- 収益化を前提に運営したい
- 記事装飾や比較表を効率よく作りたい
- 広告やCTAを管理画面から設定したい
- ブログ全体のデザインを統一したい
- 複数サイトで利用したい
- テーマに合ったマニュアルやサポートがほしい
収益化を考えるならRE:DIVERも選択肢になる
RE:DIVERは、WordPressテーマ「Diver」の後継として作られた有料テーマです。
ブログやアフィリエイトサイトだけでなく、固定ページを中心とした企業・店舗サイトにも対応できる設計になっています。
主な特徴は次のとおりです。
- ブロックエディターに対応
- Diver Blocksを同梱
- トップページのプリセット
- CTAの作成と記事ごとの設定
- 見出し前への広告自動配置
- ウィジェットエリア
- キャッシュ機能
- アイキャッチ画像の生成機能
- テーマ移行プラグイン
- マニュアル、フォーラム、個別チャット
料金は、利用できるサイト数によって異なります。
| プラン | 利用可能サイト数 | 価格 |
|---|---|---|
| Starter | 3サイト | 14,980円 |
| Basic | 5サイト | 17,980円 |
| Advanced | 無制限 | 29,800円 |
1サイトだけを最小費用で運営したい人にとっては、3サイトからのライセンスが余る可能性があります。
一方で、複数のブログ、店舗サイト、事業サイトを運営する人は、利用数に合ったプランを選びやすくなっています。
RE:DIVERを導入しても、検索順位や収益が保証されるわけではありません。
ただし、記事装飾、広告、CTA、トップページなどを別々のプラグインやコードで作る負担を減らし、記事や導線の改善に時間を使いやすくなる点は大きな強みです。
詳しい機能や注意点は、RE:DIVERはどんなWordPressテーマ?でも紹介しています。
無料ブログかWordPressか迷ったときの決め方
どちらを選んでも、記事を書かなければブログは育ちません。
最初に決めたいのは、どれほど本格的なサイトを作るかではなく、何を続けたいかです。
気軽な日記や交流なら、無料ブログからでも十分に始められます。
収益化、事業、検索流入、独自のデザインまで考えているなら、WordPressを選ぶ方が後から移転する手間を減らせます。
無料だから間違い、有料だから正解ということではありません。
数年後も残したい発信なのか。広告や商品の紹介を自由に行いたいのか。サイトの見た目や機能を自分で決めたいのか。
その答えがはっきりすれば、自分に合ったブログの形も自然に見えてきます。
出典
- WordPress.org|Get started with WordPress
- WordPress.org|Documentation
- エックスサーバー|有料ブログ(WordPress)と無料ブログはどっちがおすすめ?
- エックスサーバー|WordPressブログの始め方
- RE:DIVER公式サイト