
「最もジーンズが似合う有名人」として毎年注目を集めるベストジーニスト。目黒蓮さんや今田美桜さんなど時代を象徴する人々が受賞する一方で、「どうやって選ばれているの?」「部門ごとの違いは?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
ベストジーニストは、日本ジーンズ協議会がジーンズの魅力を発信するために設けた賞です。実は選考方法は部門によって異なり、投票で決まる「一般選出部門」のほか、選考委員会が選ぶ「協議会選出部門」「次世代部門」が存在します。
本記事では、選定基準や各部門の仕組み、さらに歴代の受賞者までわかりやすくまとめました。
ベストジーニストとはどんな賞?
ベストジーニストは、日本ジーンズ協議会が毎年実施している表彰です。ジーンズを愛用し、その魅力や価値を伝える人物をたたえる賞として知られています。
中心となる部門は、一般選出部門、協議会選出部門、次世代部門です。年度によっては、グローバル特別賞、国際部門、特別賞、特別貢献賞などが設けられることもあります。そのため、同じ年の受賞者でも、どの部門で選ばれたのかを分けて見ることが大切です。
一般選出部門は「最もジーンズが似合う」と幅広い世代から評価された人物が選ばれ、協議会選出部門は活動内容やジーンズへの向き合い方を含めて評価されます。次世代部門は、これからの時代を担う世代に焦点を当てた部門です。
一般選出部門は誰が選ぶ?投票の対象と決まり方
現在の一般選出部門は、SNS調査でランダムに選ばれた10代から50代までの10,000人を対象に、「最もジーンズが似合う有名人」への投票を行う仕組みです。集計結果の上位から、男性・女性それぞれ1人が受賞者となります。
選出対象となる有名人は国内在住者です。主催者や選考委員会だけの判断で決まるのではなく、幅広い年代の調査対象者が抱く「ジーンズが似合う」という印象が受賞につながることが、この部門の大きな特徴です。
ここで問われるのは、衣装としてデニムを着た回数だけではありません。普段のファッション、テレビや映画、音楽活動、SNSなどを通じて形成されたイメージも、投票する人の印象に影響すると考えられます。したがって、一般選出部門の受賞は、その年における知名度や支持の広がりとともに語られることが多い部門です。
3回受賞すると殿堂入り
一般選出部門では、現在は同部門で3回受賞すると殿堂入りとなり、「永久ベストジーニスト」に認定されます。ただし、2012年までは5回受賞が殿堂入りの条件で、2013年から3回受賞へ変更されました。そのため、木村拓哉さんや草なぎ剛さん、浜崎あゆみさん、亀梨和也さん、倖田來未さんは旧ルールの5回受賞で殿堂入りし、相葉雅紀さん以降は3回受賞で殿堂入りしています。
これは一般選出部門に設けられた制度で、協議会選出部門の受賞回数には適用されません。
歴代の受賞記録から、木村拓哉さん、草なぎ剛さん、浜崎あゆみさん、亀梨和也さん、倖田來未さん、相葉雅紀さん、ローラさん、藤ヶ谷太輔さん、菜々緒さん、中島裕翔さん、池田美優さんが殿堂入り経験者として挙げられます。
特に池田美優さんは2022年、2023年、2024年に一般選出部門を受賞して殿堂入りしました。複数年にわたって支持を集めることが、永久ベストジーニストへの条件になります。
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協議会選出部門は誰がどんな基準で選ぶ?
協議会選出部門は、日本ジーンズ協議会の加盟社が男女各1人を推薦・選出し、その候補者の中からベストジーニスト選考委員会が最終選考して決定する部門です。選考委員会は、加盟社の代表と日本ジーンズ協議会専務理事で構成されます。
選考で重視される要素として示されているのは、各界でその年に活躍したこと、普段からジーンズを愛用して造詣が深く似合うこと、そして活躍が「ジーンズ・スピリット」に通じると判断されることです。対象分野はスポーツ、音楽、芸術、文学、政財、芸能などに及びます。
ジーンズ・スピリットは、壮大な夢を追い、希望を失わない不屈の精神として説明されています。協議会選出部門では、単にデニムを着こなすイメージだけでなく、その人の活動や生き方も評価の対象になるといえるでしょう。
次世代部門との違い
次世代部門は、これからの時代をつくる新たな世代の中から、ジーンズ・スピリットを感じられる人物を選ぶ部門です。協議会選出部門と同様に、ベストジーニスト選考委員会が選考・決定します。
協議会選出部門が、その年の幅広い活躍やジーンズへの造詣を評価軸とするのに対し、次世代部門は将来性を含め、新しい世代の存在感に注目する点が特徴です。2025年にはスケートボード日本代表の猪又湊哉さん、モデル・俳優の紺野彩夏さんが次世代部門を受賞しています。前年の2024年にはLEXさん、kanonさんが選ばれました。
一般選出部門、協議会選出部門、次世代部門は、いずれもジーンズの魅力を伝える人物をたたえる部門ですが、投票で選ばれるのか、推薦と選考によって決まるのか、次世代に焦点を当てるのかという違いがあります。
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歴代の一般選出部門受賞者
一般選出部門では、男性・女性各1人が選ばれてきました。近年は目黒蓮さん、今田美桜さんが2025年の受賞者として掲載されています。以下は歴代の一般選出部門受賞者です。
| 年 | 男性受賞者 | 女性受賞者 |
|---|---|---|
| 2025年 | 目黒蓮 | 今田美桜 |
| 2024年 | 目黒蓮 | 池田美優 |
| 2023年 | 菅田将暉 | 池田美優 |
| 2022年 | 菅田将暉 | 池田美優 |
| 2021年 | 永瀬廉 | 新木優子 |
| 2020年 | ジェジュン | 杏 |
| 2019年 | 中島裕翔 | 山本美月 |
| 2018年 | 中島裕翔 | 菜々緒 |
| 2017年 | 中島裕翔 | 菜々緒 |
| 2016年 | 藤ヶ谷太輔 | 菜々緒 |
| 2015年 | 藤ヶ谷太輔 | ローラ |
| 2014年 | 藤ヶ谷太輔 | ローラ |
| 2013年 | 相葉雅紀 | ローラ |
| 2012年 | 相葉雅紀 | 黒木メイサ |
| 2011年 | 相葉雅紀 | 黒木メイサ |
| 2010年 | 亀梨和也 | 倖田來未 |
| 2009年 | 亀梨和也 | 倖田來未 |
| 2008年 | 亀梨和也 | 倖田來未 |
| 2007年 | 亀梨和也 | 倖田來未 |
| 2006年 | 亀梨和也 | 倖田來未 |
| 2005年 | 氷川きよし | 浜崎あゆみ |
| 2004年 | 堂本剛 | 浜崎あゆみ |
| 2003年 | 草なぎ剛 | 浜崎あゆみ |
| 2002年 | 草なぎ剛 | 米倉涼子 |
| 2001年 | 草なぎ剛 | 浜崎あゆみ |
| 2000年 | 草なぎ剛 | 浜崎あゆみ |
| 1999年 | 草なぎ剛 | 松嶋菜々子 |
| 1998年 | 木村拓哉 | 吉川ひなの |
| 1997年 | 木村拓哉 | PUFFY |
| 1996年 | 木村拓哉 | 江角マキコ |
| 1995年 | 木村拓哉 | 篠原涼子 |
| 1994年 | 木村拓哉 | 内田有紀 |
| 1993年 | 福山雅治 | 観月ありさ |
| 1992年 | 織田裕二 | 観月ありさ |
| 1991年 | 吉田栄作 | 西田ひかる |
| 1990年 | 高嶋政伸 | 宮沢りえ |
| 1989年 | 真木蔵人 | 浅野温子 |
| 1988年 | 東山紀之 | 今井美樹 |
| 1987年 | 所ジョージ | 本田美奈子 |
| 1986年 | 田原俊彦 | 早見優 |
| 1985年 | 藤竜也 | 浅野温子 |
| 1984年 | 郷ひろみ | 浅野ゆう子 |

歴代の協議会選出部門受賞者
協議会選出部門は、年によって受賞者数が異なります。個人だけでなくグループが選ばれている年もあり、幅広いジャンルから受賞者が出ていることが特徴です。
| 年 | 受賞者 |
|---|---|
| 2025年 | Kōki,、みなみかわ、松本若菜、HANA |
| 2024年 | 永野芽郁、野性爆弾 くっきー!、冨永愛 |
| 2023年 | 松重豊、飯豊まりえ、和田明日香 |
| 2022年 | 伊原剛志、広末涼子、仲里依紗 |
| 2021年 | 東野幸治、林原めぐみ |
| 2019年 | 出川哲朗、長谷川京子、E-girls |
| 2018年 | 荻野目洋子、高橋一生、長谷川潤 |
| 2017年 | 別所哲也、梨花、滝沢カレン |
| 2016年 | 草刈正雄、押切もえ、渡辺直美 |
| 2015年 | 藤岡弘、、吉田羊、森星 |
| 2014年 | さまぁ〜ず、小池栄子、安藤美姫 |
| 2013年 | LiLiCo |
| 2012年 | 夏木マリ、井浦新、ローラ、村田諒太 |
| 2011年 | 真矢みき、若槻千夏、鬼塚勝也 |
| 2010年 | 桐谷健太、板野友美、はるな愛 |
| 2009年 | SPEED、DAIGO、鳩山幸 |
| 2008年 | 杏、コシノヒロコ、太田雄貴 |
| 2007年 | 綾戸智恵、北原照久、久保京子 |
| 2006年 | 中田宏、荒川静香、釈由美子 |
| 2005年 | ベッキー、テリー伊藤、山本容子 |
| 2004年 | 山本寛斎、長谷川理恵、堀江貴文 |
| 2003年 | 中村獅童、黒田知永子、佐藤江梨子 |
| 2002年 | 中山雅史、黒木瞳、パンチェッタ・ジローラモ、高嶋ちさ子 |
| 2001年 | ケイン・コスギ、川原亜矢子、小谷真生子 |
| 2000年 | 赤井英和、篠原ともえ、旭道山和泰 |
| 1999年 | 吉田拓郎、島倉千代子 |
| 1998年 | 小錦八十吉、田中眞紀子、和田アキ子 |
| 1997年 | 草なぎ剛、梅宮辰夫、梅宮アンナ |
| 1996年 | 筑紫哲也、日野皓正、宮本信子 |
| 1995年 | 岩城滉一、大仁田厚、小宮悦子 |
| 1994年 | 北沢豪、田中律子、安達祐実 |
| 1993年 | 吉村作治、小谷実可子、RIKACO |
| 1992年 | 中嶋悟、大宅映子 |
| 1991年 | 中尊寺ゆつこ、立松和平 |
| 1990年 | 阿川泰子、定岡正二、野田知佑 |
| 1989年 | 中沢新一、三屋裕子、織作峰子 |
| 1988年 | 青島幸男、木原光知子、世良公則 |
| 1987年 | C.W.ニコル、日比野克彦、三好礼子 |
| 1986年 | 椎名誠、丘みつ子、江田五月 |
| 1985年 | 森進一、浅井慎平、橋本龍太郎 |
| 1984年 | 田英夫、糸井重里 |
ベストジーニストを見るときのポイント
ベストジーニストの受賞歴を見る際は、まず部門を確認しましょう。一般選出部門であれば投票によって選ばれた受賞者、協議会選出部門であれば業界からの推薦と選考を経た受賞者、次世代部門であれば新しい世代への期待を込めて選ばれた受賞者です。
また、一般選出部門で同じ人物が複数年にわたって受賞している場合は、継続して多くの人から「ジーンズが似合う」と支持されたことを意味します。3回受賞による殿堂入りという制度もあるため、歴代受賞者を年ごとにたどると、その時代のデニムファッションを象徴する顔ぶれの変化も楽しめます。
ジーンズは世代や性別を問わず取り入れやすい定番アイテムです。受賞者の着こなしをきっかけに、自分に合うシルエットやコーディネートを探してみるのも、ベストジーニストを楽しむ方法の一つです。
出典
- 日本ジーンズ協議会
- ザテレビジョン
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