今まで何度も論争があって、それぞれの立場で意見を戦わせてきた丸亀製麺と香川県民。
2022年になって、また丸亀製麺と「讃岐うどん」の本家を自認する香川県民との間で論争が再燃しています。
再燃の理由が、香川県高松市にあった丸亀製麺の店舗が、閉店するという報道です。
香川県に残った丸亀製麺の店舗が、最後の1店舗になったんですね。
香川県民からすると、本当の「讃岐うどん」ではない丸亀製麺は、香川県内から出ていけということ。
今回の閉店は当然だとの考えのようです。
今回は、丸亀製麺と讃岐うどんの違いや、丸亀製麺に対する香川県民の怒りを調べてみました。
丸亀製麺のうどんと讃岐うどんとの違い!香川県民が怒るのはなぜ?
【本場】丸亀製麺、香川県で苦戦 県内残り1店舗にhttps://t.co/tiCoEmid01
イオンモール高松店が2月27日に閉店することが決定し、県内は残り1店舗に。同じ全国的な讃岐うどんチェーンで、高松市で創業した「はなまるうどん」は、県内で14店舗を展開している。 pic.twitter.com/JVp5fW8bid
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 20, 2022
丸亀製麺のうどん
丸亀製麺のうどんの作り方
埼玉県日高市
【丸亀製麺ベイシアひだかモール】
鴻巣からの帰り道に晩ごはん🍚
●埼玉限定『肉汁つけうどん冷(大)』
讃岐うどんで武蔵野うどんに真っ向勝負!w。濃いめのつけ汁にお肉もたっぷり、コシのある讃岐うどんで武蔵野風。お〜、やるじゃねーか!😃。ただ、丼ぶり底上げにはやられたー🤣ww pic.twitter.com/fA1hUAAKp2— ダー岩井のツーリング写真館 (@Tadaiwai) February 20, 2022
本日初めてのごはんです😅
丸亀製麺でテイクアウトにするつもりでしたがお客様がいない時間帯でしたので店内でいただくことにしました😁。肉うどんにちくわ、かしわ、稲荷をチョイス😋。昼食べていない分ぜいたくです🤭。広い空間を独り占め🥳。出汁の効いたスープにコシのあるうどん最高です((´^ω^)) pic.twitter.com/jDpt5dstRE— dan (@dan15622025) February 20, 2022
丸亀製麺 足立加平店
釜揚げうどん 並
野菜のかき揚げ きす天
天丼用🍚 580円税込
(アプリクーポン使用で
釜揚げうどん150円引き)
土日出勤の昼麺&飯〜
日曜日の丸亀は人気ですね😅
何気に並びましたですよの
満足ごち🙏
そして 6連勤確定で😭 pic.twitter.com/ZzV0Nj5TPF— @2626サイクル (@2626rm) February 20, 2022
丸亀製麺のうどんは、全て粉から作る打ちたてを提供することが基本です。
国産小麦を使用して、シンプルで美味しいうどんを提供しているようです。
茹でたてのうどんと、新鮮で香り高いだしの組み合わせで、美味しいうどんを作っています。
うどんの作り方そのものは「讃岐うどん」とはどうしても違ってきます。
各店舗での製麺は、店員のさじ加減やその地域の事情に合わせて作るため、本場の「讃岐うどん」ほどこだわって作っていないのです。
店によって、コシや歯ごたえが違って、出汁の味までかなり違うというのが現状です。
本場の「讃岐うどん」を食べたことがなければ、そのまま「讃岐うどん」の味はこのようなものなんだと納得してしまうでしょう。
その違いが良くて、食べ歩きをしている人も多いと聞いています。
讃岐うどん
讃岐うどんの作り方
・喉ごしの良いコシの強い麺
・もちっとした食感
・味わい深いイリコ出汁
うどんは口に入れたときはちょっと柔らかいかな?と感じても、麺を噛んだ時にもちっとした歯ざわりがある、これが「讃岐うどん」の一番の特徴です。
「讃岐うどん」の喉ごしのいいコシの強い麺を作るのに欠かせないのが「足踏み」の工程です。
うどんの生地を「足踏み」することで、うどんの生地がしっかりこねられて「讃岐うどん」独特の腰のあるうどんになります。
讃岐うどんの定義
讃岐うどんは、定義づけられたうどんとして認められています。
・香川県内で製造されたもの
・手打ち、手打ち式(風)のもの
・加水量が小麦粉の総重量の40%以上
・食塩が小麦粉の総重量の3%以上
・熟成時間は2時間以上
・ゆで時間は15分で十分にアルファ化されていること
と定義されています。
ただこの定義を守らなければならないのは「本物」「本場」「名物」「特産」を名乗るときだけです。
それさえ守っていれば、どこで「讃岐うどん」を名乗っても問題はないのです。
讃岐うどんの現状
本場香川県の「讃岐うどん」は、昔から家族経営の小さい店で、全て手作業で作られてきました。
今もそれは殆ど変わっていなくて、各店で作れるうどんの量が多くありません。
そのため営業時間が、朝10時に開店して昼過ぎの3時頃にはうどんが売り切れて、閉店というのが普通です。
日曜や祝日にお店が休みということがあるのも、本場香川の「讃岐うどん」の特徴です。
丸亀製麺のうどんに対する香川県民の怒り
「讃岐うどん」は香川県の誇り
香川県丸亀市は「讃岐うどん」の発祥の地と言われています。
長い間培われた昔ながらの製法で作られ、地域住民だけでなく香川県全体の特産品として、名前が広まっているのが「讃岐うどん」です。
香川県の「讃岐うどん」じゃなければ「讃岐うどん」とは呼べない。
これが丸亀製麺が「讃岐うどん」を名乗るのは間違いだという話の理由です。
丸亀製麺が、香川県が創業の地でもないのに「丸亀」を名乗るのが許せないということです。
さらに、丸亀製麺の創業者が「讃岐うどん」発祥の地の「丸亀」や「讃岐」の名を使って、讃岐うどんの文化を全国に広めたいと言っていたこと。
この言葉が「讃岐うどん」発祥の地の香川県民の反感を買っているのです。
「讃岐うどん」のことがわかっていない丸亀製麺が「讃岐うどん」のどんな文化を全国に広めることができるのか、香川県民のこの気持が、丸亀製麺を認めないことに繋がっているのでしょう。
香川県で「讃岐うどん」は昔ながらの製造方法、今もみんなにうどんを楽しんでもらおうと、毎日朝早くから作業を始めています。
そんな小さい店の家族が作り上げた「讃岐うどん」を、誇りにしていることから「丸亀製麺」が憎いとなっているようです。
昔から地域住民の生活に密着した形で、儲けるという感覚ではなくうどんが作られているのが「讃岐うどん」です。
「讃岐うどん」は香川県の文化である、この気持が強いそれが丸亀市民であり、香川県民であるということです。
香川県の丸亀うどんの今後
香川県の丸亀製麺の店舗閉店から議論が蒸し返されて、ツイッターでも話題になった今回の話。
香川県で昔ながらの製法で作られている「讃岐うどん」と丸亀製麺の打ち立て麺は、似てはいても全然違うものです。
香川県の「讃岐うどん」は、定義されるほど権威のある麺です。
丸亀製麺の麺は、ごく普通の店で作る麺です。
香川県に行って、本場の「讃岐うどん」を食べると、その味の美味しさにびっくりすることでしょう。
今までに味わったことのない、極上の味を堪能することができます。
その店が本当に小さい店で、愛想が良い対応をされなくても「讃岐うどん」の味は変わりません、とても美味しいです。
本場香川県の「讃岐うどん」は専門店の味。
丸亀製麺の「讃岐うどん」は普通のうどん店の味。
この様に考えれば、お互いに目くじら立てることはないと思います。
美味しい「讃岐うどん」を食べに、香川県の丸亀まで足を伸ばす人はそれほど多くはないでしょう。
普通は近くの店の「讃岐うどん」を食べて、そこそこの味であれば美味しかったと満足するはずです。
今の話題は、少し感情的になっていることが多いようです。
それぞれに言い分があることは当然ですが、自分だけが正しいという考えは、いまいち問題があるかもしれません。
「本場に認められなきゃ本物じゃない」
みたいな風潮が”苦手”というか”嫌い”とというか”どうでもいい”というか”滑稽”というか面白い。
「丸亀製麺はうどんのチェーン店で成功してるし、香川県はうどんが美味しいお店が多い」で良いんじゃないの?#県内残り1店舗https://t.co/VuZHn5Awge— わたぷう🅿️個独な4️⃣0️⃣歳 (@watanabepooh) February 20, 2022
まとめ
今回は、丸亀製麺のうどんと讃岐うどんとの違い!香川県民が怒るのはなぜ?を紹介しました。
ツイッターで話題になったのは、香川県内の丸亀製麺の店舗が閉店したことでした。
たかが「讃岐うどん」の店が1店閉店することが、話題になることが不思議でもあります。
丸亀製麺がいかに香川県民に嫌われているか、よく分かる情報です。
ただ、香川県民側も、少し大人げないところがあるのではと感じます。
閉店する「讃岐うどん」店のことなど放っておいてもいいはずです。
・丸亀製麺のうどん
・讃岐うどん
・讃岐うどんの定義
・讃岐うどんの現状
・讃岐うどんは香川県の誇り
・香川県の丸亀うどんの今後
丸亀製麺は、1,000店ものチエーン店です。
香川県の「讃岐うどん」には敵わなくても、お客に美味しいと言ってもらうための努力は続けています。
お互いが、存在を認めあってもっと美味しい「讃岐うどん」を食べてもらおうと考えるのが一番の考えだと思います。