石田ゆり子はなぜこんなに魅力的なのか?『初耳学』で語った自然体の生き方・エッセイ・おすすめ出演作まとめ
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2026年8月16日放送の『日曜日の初耳学』を見て、筆者は石田ゆり子さんのことが、今まで以上に好きになりました。

もちろん、以前から素敵な俳優さんだとは思っていました。

柔らかな声。穏やかな笑顔。そして、年齢を重ねることを無理に隠そうとしない自然な美しさ。

ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』や『TOKYO MER~走る緊急救命室~』、NHK連続テレビ小説『虎に翼』などで見せる演技も印象的です。テレビドラマ、映画、舞台、声優、ナレーションと、その活動は長年にわたります。

けれど、『初耳学』を見て改めて感じたのは、それだけではありませんでした。

石田ゆり子さんという人の魅力は、「きれいだから」「かわいいから」という言葉だけでは、とても説明しきれない。

その奥にある、生き方。

人との向き合い方。

好きなものを「好き」と大切にする感覚。

動物たちに注ぐ愛情。

年齢に縛られず、いまも新しいことを面白がる好奇心。

そうしたものが重なり合って、「石田ゆり子」という人の魅力になっているのではないでしょうか。

今回は『初耳学』をきっかけに、俳優としての歩みだけでなく、エッセイ、動物との暮らし、Instagram、音楽、LILY LABまで。

石田ゆり子さんを、もっと知りたい。

そんな気持ちのまま、その魅力をとことん掘り下げてみたいと思います。

『初耳学』で改めて感じた、石田ゆり子さんの魅力

先に結論から言うと、筆者が石田ゆり子さんに惹かれる理由は、大きく3つあります。

1つ目は、自分に嘘をつかないこと。

2つ目は、人や動物、もの、日常に対する愛情が深いこと。

3つ目は、年齢や立場に縛られず、好奇心を持ち続けていること。

2026年8月16日の『日曜日の初耳学』では、石田さんの華やかな俳優人生だけでなく、伊藤沙莉さんとの交流、亡き緒形拳さんとの絆、妹・石田ひかりさんと比べられてきた過去なども取り上げられました。

さらに、20年以上の親交がある糸井重里さんも登場。
番組では、石田さんの人物像を象徴する言葉として「自分に嘘をつかない」生き方が紹介されています。

この言葉は、今回の記事を書きながら何度も思い返すことになりました。

出演作品にも、文章にも、暮らしにも、もの選びにも、動物との関係にも。

石田ゆり子さんをたどっていくと、さまざまな場所でこの言葉につながっていくように思えるからです。

約60分で見えた、華やかさだけではない素顔

今回の「インタビュアー林修」では、石田ゆり子さんのこれまでの歩みと素顔が約60分にわたって紹介されました。

『逃げるは恥だが役に立つ』の「恋ダンス」を披露する場面があり、『虎に翼』で親子役を演じた伊藤沙莉さんとのエピソードも登場。

さらに『もののけ姫』のアフレコにまつわる話、宮﨑駿監督、美輪明宏さん、そして石田さんが「芸能界の父」と慕った緒形拳さんとの関係にも触れられました。

心に残ったのは、成功した出来事だけをきれいに並べた内容ではなかったことです。

迷ったこと。

比べられたこと。

誰かの言葉に救われたこと。

長く仕事をしてきた人だからこそ抱えてきた、決して順風満帆だけではない時間まで感じられました。

だからこそ番組を見終えたあと、「石田ゆり子さんをもっと知りたい」と思ったのかもしれません。

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石田ゆり子さんは56歳。40年近く第一線で活躍

石田ゆり子さんは1969年10月3日生まれ。2026年8月現在、56歳です。

1987年にANA沖縄キャンペーンガールとしてデビューし、翌1988年にNHKドラマ『海の群星』で俳優デビューしました。

そこから現在まで、40年近く第一線で活動を続けています。

長いキャリアを振り返ると、

  • 『101回目のプロポーズ』
  • 『不機嫌な果実』
  • 『Dr.コトー診療所』
  • 『逃げるは恥だが役に立つ』
  • 『TOKYO MER~走る緊急救命室~』
  • 『妻、小学生になる。』
  • 『虎に翼』

など、時代ごとに印象的な作品が並びます。

映画でも『北の零年』『マチネの終わりに』『記憶にございません!』などに出演。

さらにアニメーションでは、高畑勲監督『平成狸合戦ぽんぽこ』、宮﨑駿監督『もののけ姫』、宮崎吾朗監督『コクリコ坂から』にも声で出演しています。

「昔人気だった俳優」ではありません。

10代、20代、30代、40代、50代と、その時々の年齢で新しい役に出会いながら、現在進行形で俳優を続けている人です。

石田ゆり子さんの基本情報

項目内容
名前石田ゆり子
生年月日1969年10月3日
年齢56歳(2026年8月現在)
職業俳優・声優・ナレーター・エッセイストなど
活動開始1987年
所属風鈴舎
公式サイトYuriko Ishida Official Homepage
公式Instagram@yuriyuri1003
動物Instagram@snowhoney3ohagi
クリエイティブ活動LILY LAB
音楽活動名lily

所属については、日本タレント名鑑を出典とするプロダクション情報で「風鈴舎」と掲載されています。

また、石田さんの公式ホームページには仕事の依頼窓口と、ファンレター・お便りの専用窓口が設けられています。

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公式Instagramから見える「暮らす人・石田ゆり子」

石田ゆり子さんの魅力をもっと知りたいなら、出演作品だけではなく公式Instagramも見てほしいと思います。

テレビや映画で見る「俳優・石田ゆり子」とはまた違う、日々の暮らしや好きなもの、仕事、花、ファッション、そして動物たちとの時間がそこにはあります。

2026年8月16日時点で、石田ゆり子さんの公式ホームページから直接案内されているInstagramは2つです。

本人の公式Instagram「@yuriyuri1003」

本人の公式Instagramは、

@yuriyuri1003

です。

仕事のお知らせだけではなく、日常で感じたこと、旅、ファッション、花、出会った人たちのことなど、石田さん自身の言葉を見ることができます。

写真ももちろん素敵なのですが、筆者が惹かれるのは、やはり文章です。

何を見たのか。

何を感じたのか。

何がうれしかったのか。

ほんの短い投稿でも、自分の感覚を自分の言葉で残している。

長年エッセイを書き続けてきた人だからこその「言葉の温度」が、SNSにも表れているように感じます。

犬や猫たちのInstagram「@snowhoney3ohagi」

もうひとつ、動物好きならぜひ見てほしいのが、

@snowhoney3ohagi

です。

こちらも石田ゆり子さんの公式ホームページから直接リンクされているアカウントで、一緒に暮らす犬や猫たちの日常が中心です。

本人アカウントとは別に、動物たちのためのアカウントが公式導線として用意されていることからも、石田さんの暮らしの中で彼らがどれほど大きな存在なのかが伝わってきます。

『ハニオ日記』を読んでからInstagramを見る。

あるいはInstagramで動物たちを好きになってから、『ハニオ日記』を読む。

どちらから入ってもいいと思います。

そこにいるのは、俳優として華やかな場所に立つ石田さんとは少し違う、**「暮らす人・石田ゆり子」**です。

なお、2026年8月16日時点で石田さんの公式ホームページから公式SNSとして案内されているのは、この2つのInstagramアカウントです。

少なくとも公式サイト上では、石田さん本人の公式XやTikTokは確認できませんでした。

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俳優・石田ゆり子をもっと知りたくなる代表作

約40年にわたる出演歴をすべて紹介しようとすれば、それだけで一本の記事になってしまいます。

ここでは今回の『初耳学』ともつながりの深い作品を中心に、改めて振り返ってみます。

『もののけ姫』のサンも石田ゆり子さん

石田ゆり子さんを語るうえで外せない作品のひとつが、1997年公開のスタジオジブリ作品『もののけ姫』です。

石田さんは、山犬に育てられた少女・サンの声を担当しました。

宮﨑駿監督による同作では、アシタカ役を松田洋治さんが担当。田中裕子さん、小林薫さん、美輪明宏さんらも声優として参加しています。

普段の石田さんから受ける柔らかな印象とは対照的に、サンは怒りや悲しみ、強さをむき出しにして生きる人物です。

それでも声を聞けば、確かに石田ゆり子さん。

柔らかいだけではない、内側にある強さ。

俳優・石田ゆり子の魅力を知るうえで、このギャップも見逃せません。

『もののけ姫』のサンも石田ゆり子さん

『逃げ恥』百合ちゃんで、さらに広い世代から愛される存在へ

2016年の大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』では、主人公・森山みくりの伯母、土屋百合を演じました。

仕事を持ち、自分なりの価値観で人生を歩いている百合ちゃん。

「若さだけが女性の価値ではない」と感じさせてくれる存在でもあり、ドラマのなかで強い印象を残しました。

『逃げ恥』をきっかけに、石田さんを知った若い世代も少なくないでしょう。

2026年の『初耳学』では久しぶりに「恋ダンス」も披露。

年月が経ったからこそ、当時とはまた違った愛らしさを感じる場面でした。

『虎に翼』では伊藤沙莉さんの母親役

2024年度前期のNHK連続テレビ小説『虎に翼』では、伊藤沙莉さん演じる主人公・猪爪寅子の母・はるを演じました。

『初耳学』には伊藤沙莉さんも登場し、石田さんとの交流を紹介。

番組公式でも、伊藤さんは「大の石田ゆり子ファン」と紹介されています。

年齢もキャリアも違う人から慕われる。

それは演技力とはまた別のところにある、石田さん自身の人柄を感じさせるエピソードでもあります。

緒形拳さんとの絆に感じた「人を大切にする人」

今回の『初耳学』で特に心に残ったのが、名優・緒形拳さんとのエピソードでした。

番組では、石田さんが緒形さんを「芸能界の父」と慕っていたことや、緒形さんに褒めてもらいたいという思いを胸に俳優の仕事を続けてきたことが紹介されています。

40年近いキャリアを持つ石田さんにも、

認めてもらいたかった人がいる。

ずっと心の中にいる人がいる。

どれほど経験を積んでも、大切な人からもらった言葉は残り続ける。

そうした感情を隠さず大切にしているところにも、石田ゆり子さんの人間らしい魅力を感じました。

石田ゆり子さんをもっと知るなら、エッセイを読んでほしい

ここからが、この記事で特に紹介したかった部分です。

石田ゆり子さんは俳優であると同時に、30年以上にわたって文章を書き続けているエッセイストでもあります。

公式サイトに掲載されている書籍歴を確認すると、最初期のエッセイ『しあわせの風景』は1994年刊行。

その後も、

天然日和

『C'est joli(セ・ジョリ)』

旅と小鳥と金木犀

『石田ゆり子 京の手習いはじめ』

『はなちゃんの夏休み。』

『Lily ――日々のカケラ――』

『LILY'S CLOSET』

『ハニオ日記』

などを出版してきました。

つまり、石田ゆり子さんは最近になって「丁寧な暮らし」で注目されるようになった人ではありません。

ずっと以前から、暮らすこと、感じること、好きなもの、動物との時間を、自分の言葉で記録し続けてきた人なのです。

最初の一冊なら『Lily ――日々のカケラ――』

今回の『初耳学』を見て、初めて石田ゆり子さんの本を読んでみようと思った人に、まず手に取ってほしいのが2018年刊行の

『Lily ――日々のカケラ――』

です。

文藝春秋の公式情報によると、本書には21編のエッセイ、ロングインタビュー、103のQ&A、美容やレシピ、猫のハニオとタビの成長記録などが収められています。

そして、本の紹介で示されている石田さんの考え方が、とても印象的です。

心地よい空間に身を置く。

からだの声を聞く。

人と比べない。

変化を恐れない。

ユーモアを忘れない。

いまを楽しむ。

こうして並べてみると、『初耳学』で見えてきた「自分に嘘をつかない」という生き方とも、不思議なくらい重なって見えます。

暮らし。

仕事。

美容。

食。

服。

動物。

人間関係。

石田ゆり子さんという人を一方向からではなく、いくつもの「カケラ」から知ることができる。

今回の放送をきっかけに興味を持った人には、特に相性のいい一冊だと思います。

『天然日和』には、飾らない石田ゆり子さんがいる

もっと石田さんの文章そのものを読みたいなら、

『天然日和』

も外せません。

単行本は2002年に刊行され、2006年には文庫化。続編として『旅と小鳥と金木犀 天然日和2』も出版されています。

そこで綴られているのは、何気ない毎日の出来事です。

散歩する。

仕事へ行く。

猫を見る。

犬を見る。

旅をする。

季節が変わる。

人生を変えるような大事件ばかりが起きるわけではありません。

でも、そんな普通の日々の中にも、面白いことや美しいものはある。

石田さんの文章を読んでいると、そんな感覚を思い出させてもらえます。

QOLという言葉は、何か特別なものを手に入れることだけを意味するものではないはずです。

何でもない一日に、自分なりの喜びを見つけられること。

それもまた、生活の質を豊かにしてくれる大切な力なのではないでしょうか。

『旅と小鳥と金木犀』――小さな出来事に気づく感性

『天然日和』が好きになったら、続いて読みたいのが

『旅と小鳥と金木犀 天然日和2』

です。

単行本は2005年、文庫版は2009年に刊行。

何気ない日常の出来事から、小さな輝きを見つけていく日記エッセイです。

「特別なことがなくても、一日は面白い」。

石田さんの文章を読んでいると、そんな気持ちになってきます。

そして、この感覚こそ、石田ゆり子さんの「自然体」の正体のひとつなのかもしれません。

『LILY'S CLOSET』でわかる、ファッションへの愛情

石田さんのファッションが好きなら、

『LILY'S CLOSET』

もおすすめしたい一冊です。

2020年7月9日にマガジンハウスから刊行された160ページのフォトエッセイで、石田さん自身のワードローブとともに、一つひとつのアイテムへの思いが綴られています。

単なる「芸能人の私服紹介」ではありません。

デザイナーへの探究心。

お店の人との会話。

買い物に対する考え方。

ひとつのものを選ぶまでの時間。

そうした部分から、石田さん自身のファッション哲学が見えてきます。

流行しているから買う。

高価だから持つ。

有名だから選ぶ。

それだけではない。

自分が本当に好きかどうか。

ものとの付き合い方にも、「自分に嘘をつかない」という石田さんらしさを感じます。

動物と暮らす石田ゆり子さん

石田ゆり子さんを語るなら、動物たちの存在を外すことはできません。

犬や猫は、石田さんのSNSを彩る存在というだけではなく、本になり、文章になり、やがて動物を支援する活動にもつながっています。

動物たちとの5年間を残した『ハニオ日記』

2021年には、

『ハニオ日記 I 2016-2017』

『ハニオ日記 II 2018-2019』

『ハニオ日記 III 2019-2021』

の3冊が刊行されました。

『ハニオ日記』公式サイトでは、石田さんが5年間にわたって記録し続けた、石田さんと動物たちの「なんでもない毎日」をまとめた作品と紹介されています。

I巻は464ページ。

II巻は416ページ。

III巻は328ページ。

3冊合計で、実に1,208ページです。

これはもう、「猫の写真が載っているタレント本」という規模ではありません。

一緒に起きて、

一緒にごはんを食べ、

遊び、

眠り、

成長し、

時には別れを迎える。

動物たちと暮らした時間そのものを残した記録なのだと思います。

『はなちゃんの夏休み。』に残された、愛犬・花との時間

石田さんと動物の関係をさらに知るなら、

『はなちゃんの夏休み。』

も忘れたくありません。

「ほぼ日刊イトイ新聞」で2010年に始まった、石田さんの愛犬でラブラドール・レトリバーの「花」から届く手紙という形で続いた人気シリーズです。

2013年には一冊の本になりました。

花が亡くなった後、石田さんは、たくさんの写真を撮り、連載を持たせてもらい、一冊の本として記録を残せたことへの感謝を綴っています。

石田さんにとって動物は、「かわいいペット」という言葉だけでは説明できない存在なのでしょう。

家族であり、

友達であり、

暮らしそのものであり、

人生の時間を共有する存在。

だからこそ、石田さんが動物について書く文章には、独特の温度があるのだと思います。

「好き」だけで終わらない。ハナコプロジェクトの理事として

石田さんの動物への思いは、本やInstagramだけにとどまりません。

LILY LABの公式ページでは、石田さん自身が飼い主のいない動物たちに医療を提供する「ハナコプロジェクト」の理事を務めていることが紹介されています。

長年、犬や猫と暮らしてきた。

その日常を写真や文章に残してきた。

そして「動物が好き」という気持ちを、支援活動にもつなげている。

優しい言葉だけではなく、行動にしているところにも、石田さんらしさを感じます。

俳優だけではない。「好き」を形にする石田ゆり子さん

石田ゆり子さんを調べていると、「俳優」という肩書きだけでは収まりきらないことに気づきます。

文章を書く。

服を愛する。

動物と暮らす。

音楽をつくる。

ラジオで言葉を交わす。

クリエイターと一緒にものを生み出す。

年齢を重ねるほど活動の幅が狭くなるのではなく、むしろ少しずつ広がっているところも魅力的です。

自分自身の研究所「LILY LAB」

その象徴ともいえる活動が、

LILY LAB(リリー・ラボ)

です。

石田さんの公式サイトでは、2023年10月3日に「石田ゆり子が所長を務めるラボラトリー(研究所)」としてオープンが告知されました。

LILY LABは、

「こんなものがあったらいい」

「こんなものが欲しい」

という石田さん自身の思いを、尊敬するクリエイターたちと一緒に形にしていく場所です。

なんだか「研究所」という名前に、QOL研究所としても少し親近感を覚えてしまいます。

猫や犬たちをモチーフにしたクリエイションなども展開され、単に誰かが作った商品を紹介するのではなく、石田さん自身の「好き」や「こんなものが欲しい」が出発点になっています。

俳優だから、俳優だけ。

エッセイストだから、文章だけ。

そんな枠に自分を閉じ込めない。

好きなものがあれば、つくってみる。

興味があれば、人と会う。

新しいことなら、始めてみる。

50代になっても好奇心を止めないこと。

それも、石田ゆり子さんが世代を超えて愛される理由のひとつなのではないでしょうか。

「lily」名義では音楽活動も

石田ゆり子さんには、もうひとつ知ってほしい顔があります。

「lily(リリー)」名義での音楽活動です。

大橋トリオのプロデュースのもと、2021年12月3日にカバー曲『MAGIC』で配信デビュー。

2022年にはオリジナル曲『うたかた』『東京の空』を発表し、同年10月26日には初のミニアルバム『リトルソング』をリリースしています。

オリジナル楽曲では、石田さん自身が作詞も担当。

さらに2024年には、展覧会「モネ 睡蓮のとき」のテーマソングとなったデジタルシングル『私のモネ』も発表しました。

エッセイを書く。

Instagramに言葉を残す。

歌詞を書く。

こうして見ていくと、石田ゆり子さんにとって「言葉」は、俳優とは別のもうひとつの大切な表現手段なのだと感じます。

俳優・石田ゆり子しか知らなかった人には、一度「lily」の音楽も聴いてみてほしいです。

あの柔らかな声を、演技ではなく「歌」として聴くと、また違った印象を受けると思います。

J-WAVE『LILY'S TONE』では「声と言葉」の人に

石田さんはJ-WAVEの不定期番組

『LILY'S TONE』

でもナビゲーターを務めてきました。

番組では、石田さんが気になっていることについて話したり、俳優やミュージシャンをゲストに迎えたり、リスナーから届いた葉書を紹介したりしています。

テレビでインタビューを受ける石田さんとも、

役を演じている石田さんとも違う。

ゆっくりと人と言葉を交わす、**「声の人・石田ゆり子」**を感じられる活動です。

なお、2026年8月16日時点でJ-WAVE公式サイトから確認できる直近のオンエアは2023年7月2日で、新たな放送予定は確認できませんでした。

そのため、現在のレギュラー番組という意味ではなく、「これまでナビゲーターを務めてきた活動」として紹介しています。

「若く見える」だけでは、石田ゆり子さんの魅力は語れない

石田ゆり子さんについて調べると、「若い」「奇跡の○歳」といった言葉を見かけることがあります。

確かに、56歳とは思えないほど若々しく見える瞬間があります。

でも、今回あらためて石田さんを見て感じたのは、

石田ゆり子さんの魅力を「若く見える」という言葉だけで表してしまうのは、あまりにももったいない

ということです。

長く仕事を続けてきた。

思うようにいかなかった時代もあった。

妹と比べられた経験もある。

大切な人との出会いと別れがある。

一緒に暮らした動物たちとの出会いと別れもある。

そして、それらすべてを抱えながら、いまも新しい作品に出演し、本を書き、歌詞を書き、好きなものを作り続けている。

年齢を感じさせないから素敵なのではなく、重ねてきた年月が、その人らしい表情や言葉になっているから素敵なのではないか。

筆者には、そう思えます。

若さを追いかけ続けるのではなく、今の自分に似合うものを探し続ける。

それは、「年齢を重ねる」ということを少し前向きに考えさせてくれる生き方でもあります。

2026年も続く、新しい挑戦

石田ゆり子さんは2026年も精力的に活動しています。

公式サイトでは、2026年10月9日公開の藤井道人監督作品『汝、星のごとく』への出演が発表されています。

さらに、10月31日からWOWOWでスタートする『連続ドラマW マイ・スイート・ホーム』では主演。

岡田惠和さんが脚本、萩原健太郎さんが監督を務め、“アラ還”世代の愛おしくもおかしい友情を描くヒューマンドラマとされています。

『TOKYO MER』シリーズでは、MERを発案した東京都知事・赤塚梓役を演じており、2026年の劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』にも出演。

さらに2026年10月3日から京都市京セラ美術館で開催される『禅とジブリ』では、応援団長への就任も発表されています。

俳優として40年近いキャリアを持ちながら、

「もう十分」

ではなく、

次の作品へ。

次の表現へ。

次の興味へ。

いまも動き続けています。

石田ゆり子さんは、過去の代表作だけで語る人ではない。現在進行形の人なのです。

石田ゆり子さんの本、最初の一冊ならどれ?

ここまで読んで、「何か一冊読んでみようかな」と思った人のために、目的別にまとめました。

こんな人におすすめ読んでみたい本
石田ゆり子さん自身をまず知りたい『Lily ――日々のカケラ――』
普段の暮らしや文章が読みたい『天然日和』
日常の小さな出来事を楽しみたい『旅と小鳥と金木犀』
ファッションやセンスが好き『LILY'S CLOSET』
猫や動物との暮らしが好き『ハニオ日記』
犬との絆を感じたい『はなちゃんの夏休み。』

一冊だけ選ぶなら、筆者はやはり『Lily ――日々のカケラ――』からおすすめします。

暮らし、考え方、好きなもの、服、食、動物、仕事。

さまざまな方向から石田さん自身を知ることができるので、『初耳学』をきっかけに興味を持った人の「もっと知りたい」に一番応えてくれる本だと思うからです。

石田ゆり子さんから感じる「QOLを上げる」ということ

QOLを上げる、と聞くと、

良い家に住む。

便利なものを買う。

旅行に行く。

美容にお金をかける。

収入を増やす。

そんなことを思い浮かべることがあります。

もちろん、どれも暮らしを豊かにしてくれるものです。

でも、石田ゆり子さんの生き方や文章を見ていると、もう少し違った「生活の質」もあるように感じます。

好きなものを、好きと言う。

人と比べすぎない。

一緒に暮らす動物を大切にする。

何でもない毎日を面白がる。

年齢を理由に好奇心を止めない。

大切な人からもらった言葉を忘れない。

そして、

自分に嘘をつかない。

どれも、必ずしも大きなお金を必要とするものではありません。

むしろ、自分が何を心地よいと思うのかを知ること。

何を好きなのかを忘れないこと。

大切な人や動物との時間を、大切だと思えること。

そうした小さな積み重ねが、毎日の幸福度を静かに支えてくれるのかもしれません。

石田ゆり子さんを見ていて感じる「自然体」とは、何も考えず力を抜いて生きることではないように思います。

自分と向き合い続けた先で、

「私はこれが好き」

「私はこうありたい」

と少しずつわかっていくこと。

そして、それを無理なく日々の中に置いていくこと。

それが、石田ゆり子さんの自然体なのかもしれません。

まとめ|『初耳学』を見て、石田ゆり子さんをもっと好きになった

今回この記事を書こうと思った理由は、とても単純でした。

2026年8月16日の『日曜日の初耳学』を見て、石田ゆり子さんをもっと好きになったからです。

でも、そこから調べていくと、俳優としての姿だけでは語りきれないことが次々と見えてきました。

30年以上前から文章を書き、

動物たちとの日々を記録し、

好きな洋服について一冊の本をつくり、

50代になって自分のラボを始め、

歌を歌い、歌詞を書き、

そして現在も新しい映画やドラマに挑戦している。

柔らかく見えるけれど、芯がある。

自然体に見えるけれど、自分と向き合い続けている。

かわいらしいけれど、かっこいい。

石田ゆり子さんが世代を超えて愛され続けている理由は、そんな一言では説明できない多面性にあるのではないでしょうか。

そして何より魅力的なのは、その一つひとつが「誰かにそう見られたいから」というより、自分が大切にしたいものを大切にしてきた結果のように見えることです。

テレビを見終わったあと、

「なんだか、この人をもっと知りたい」

と思わせてくれる人。

そんな俳優は、そう多くありません。

『初耳学』を見て同じように感じた方は、ぜひ出演作品だけでなく、石田ゆり子さん自身が書いたエッセイにも触れてみてください。

ページをめくり、

文章を読み、

動物たちとの日々を知り、

石田さんが好きなものに触れているうちに、

テレビで見ていた「石田ゆり子さん」とは、また少し違う姿が見えてくるはずです。

そしてきっと、

石田ゆり子という人を、今よりもっと好きになると思います。

石田ゆり子さんの主なエッセイ・書籍

公式サイトに掲載されている主な書籍は次のとおりです。

  • 『しあわせの風景』(1994年)
  • 『天然日和』(2002年)
  • 『C'est joli(セ・ジョリ) ここちいい毎日』(2003年)
  • 『C'est joli(セ・ジョリ)』(2004年)
  • 『旅と小鳥と金木犀 天然日和2』(2005年)
  • 『石田ゆり子 京の手習いはじめ』(2008年)
  • 『はなちゃんの夏休み。』(2013年)
  • 『Lily ――日々のカケラ――』(2018年)
  • 『LILY'S CLOSET』(2020年)
  • 『ハニオ日記 I 2016-2017』(2021年)
  • 『ハニオ日記 II 2018-2019』(2021年)
  • 『ハニオ日記 III 2019-2021』(2021年)

出典

  • TBSテレビ『日曜日の初耳学』2026年8月16日放送情報
  • MBS『日曜日の初耳学』番組公式情報
  • Yuriko Ishida Official Homepage「Information」「Biography」「Contact」
  • 日本タレント名鑑を出典とする風鈴舎・石田ゆり子プロフィール情報
  • スタジオジブリ『もののけ姫』作品情報
  • 文藝春秋『Lily ――日々のカケラ――』書籍情報
  • 幻冬舎『天然日和』『旅と小鳥と金木犀』書籍情報
  • マガジンハウス『LILY'S CLOSET』書籍情報
  • 扶桑社『ハニオ日記』公式ホームページ
  • ほぼ日刊イトイ新聞「はなちゃんシリーズ」
  • LILY LAB公式サイト
  • HILLS RECORDS「lily OFFICIAL SITE」
  • J-WAVE『LILY'S TONE』公式ページ

※番組内容・年齢・出演予定などは2026年8月16日時点の情報です。

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