
スクイーズは、握ったときのやわらかな感触や、形が戻る様子を楽しむおもちゃです。家にあるもので簡単に作るなら、まずは紙や折り紙を袋状にして、わたなどを詰める方法から始めると取り組みやすいでしょう。より立体的な見た目や押し心地を目指したい場合は、スポンジを芯にして形を整える方法もあります。
この記事では、スクイーズの作り方を材料別に整理します。紙・折り紙・わた・スポンジの特徴を見比べながら、作りたい形や作業のしやすさに合う方法を選んでください。
スクイーズを簡単に手作りする前に知っておきたいこと
手作りスクイーズは、素材そのものの弾力、または袋の中に入れた詰め物の感触を楽しむ工作です。市販品と同じ素材や仕上がりを目指す必要はありません。まずは「握れる形にする」「中身が出ないように閉じる」「好きな絵や色を加える」という順番で考えると、初めてでも進めやすくなります。
家にあるものでも作れるスクイーズの基本
家にあるものでスクイーズを作る場合、紙・折り紙・スポンジ・わたが候補になります。紙や折り紙は、表面に絵を描いたり色を選んだりしやすい素材です。わたは紙製スクイーズの詰め物として使え、入れる量によって見た目のふくらみ方を変えられます。
スポンジは、それ自体を握る部分として使える素材です。メラミンスポンジを切って形を作り、粘土やアクリル絵の具で表面を仕上げる作例も紹介されています。食べ物や動物など、立体的なモチーフにしたいときに向いています。
なお、完成品は食品ではありません。食べ物に見えるデザインにする場合も、口に入れないように扱いましょう。
材料を選ぶときのポイントと準備するもの
スクイーズ作りでは、作りたい感触より先に、使える道具と工程を確認することが大切です。紙のスクイーズなら、紙または折り紙、筆記具、はさみ、テープ、詰め物用のわたを用意します。表と裏の絵を描いてから切ると、完成後のイメージをそろえやすくなります。
スポンジスクイーズでは、スポンジのほか、下書き用の油性ペン、はさみ、必要に応じてカッター、紙やすり、アクリル絵の具、筆などを使います。粘土で覆う仕上げにする場合は、乾いたあとも硬くなりにくいタイプの粘土が使われています。
最初は複雑な形より、丸、四角、ハート、パンのような単純な輪郭から試すと、作業の流れをつかみやすいでしょう。
紙で作る簡単スクイーズの作り方
スクイーズの作り方で簡単な紙の方法を試したいときは、好きな絵を描いた紙を使い、小さな袋のように仕上げます。紙製のスクイーズには、わたなどの詰め物を使う選択肢があります。
紙を使った基本の作り方
- 紙に、作りたいモチーフの表面と裏面を描きます。丸いパン、動物の顔、ハートなど、外側の線がわかりやすい形がおすすめです。
- 表面と裏面の絵を、周囲に余白を残して切ります。
- 2枚の紙を重ね、詰め物を入れる部分を残して、端をテープで留めます。
- 中にわたを少しずつ入れ、好みのふくらみになったら、残した部分もテープで閉じます。
- 端にすき間がないかを見て、必要ならテープを重ねて補強します。
紙のスクイーズは、スポンジのように素材自体が戻るタイプではありませんが、袋の中のわたを押したときのふくらみや、紙が動く感触を楽しめます。紙を強く握り続けると傷みやすいため、押し方はやさしくするとよいでしょう。
折り紙で見た目をかわいく仕上げる方法
家にある折り紙を使ってスクイーズを作る場合は、色や柄をそのままデザインに生かせます。表面と裏面で色を変えたり、同じ色で統一したりすると、シンプルでも印象が変わります。
折り紙は紙より小さいことがあるため、大きなスクイーズよりもミニサイズのモチーフに向いています。顔や模様は、組み立てる前に描いておくと作業しやすくなります。テープを貼る面を少し残して切り、詰め物を入れてから閉じる流れは、紙を使う場合と同じです。
折り紙で作ったスクイーズは、色や絵柄を変えるだけで複数作れます。押し心地を比べたいときは、わたの量を変えたものを並べてみるのもよいでしょう。
わたを使ってふんわりしたスクイーズを作る方法
家にあるわたを使うなら、紙や折り紙の袋に詰める方法が取り入れやすいでしょう。わたは紙製スクイーズの詰め物の選択肢として挙げられています。
わたの量で変わる押し心地を調整する
わたの感触を簡単に調整したい場合は、最初から多く詰め込まず、少量ずつ入れます。わたが少ないと平らに近い見た目になり、量を増やすとふくらみが出ます。入れる途中で袋を軽く押し、作りたい厚みや形に近いかを確かめながら調整してください。
詰め込みすぎると、紙の端を閉じる際に中身が出やすくなることがあります。閉じるための余白を残せる程度にとどめると、最後のテープ留めがしやすくなります。
形が崩れにくい詰め方と閉じ方
わたを一か所へまとめて入れると、片側だけがふくらむことがあります。指先でわたを小さく分け、袋の中央や端へ少しずつ入れると、全体の形を見ながら整えられます。
閉じるときは、開き口を押さえながらテープを貼り、端まで覆えているかを確認します。細長いモチーフや角のあるモチーフは、角の部分にすき間が残りやすいため、必要に応じて小さく切ったテープを重ねましょう。完成後に何度か軽く押して、中身が出ないかを見ると安心です。
スポンジで作るスクイーズの作り方
スポンジを使うスクイーズの作り方は、紙製より工程が増えますが、立体的な形を作りやすい方法です。メラミンスポンジをドーナツ形に切り、表面を整えてから粘土や絵の具で仕上げる作例があります。
スポンジを好みの形に整える手順
- 作りたい形を決め、厚紙などで型紙を作るか、スポンジに直接下書きをします。
- はさみやカッターで大まかに切り出します。
- 角を少しずつ落とし、丸みや厚みを整えます。
- 表面をなめらかにしたい場合は、紙やすりで少しずつ整えます。
- 必要に応じて粘土で覆ったり、アクリル絵の具で色を加えたりして仕上げます。
スポンジを切る工程では、最初から線どおりに細かく切ろうとせず、外側から少しずつ形に近づけると調整しやすくなります。ドーナツの穴のような細部を作る場合は、作業しやすい道具を選び、無理に力を入れないことが大切です。
触り心地を保ちながら仕上げるコツ
スポンジスクイーズの触り心地は、使うスポンジと表面の仕上げ方によって変わります。スポンジの上から粘土を使う場合は、乾いたあともやわらかさが残るタイプの粘土が用いられています。アクリル絵の具を使う場合は、色を一度に厚くのせるより、薄く塗って乾かしながら重ねる方法が紹介されています。
紙やすりを使って表面を整えるときは、細かな粉が出ることがあります。新聞紙などを広げて作業し、粉を吸い込んだり目に入れたりしないよう注意してください。カッターを使う工程もあるため、子どもと作る場合は大人が担当するか、そばで作業を見守りましょう。
子どもとスクイーズを作るときの注意点
スクイーズの作り方は簡単な工作から始められますが、使う材料や道具によっては大人の手伝いが必要です。子どもと作るときは、描く・色を選ぶ・わたを詰めるといった工程と、切る・削る工程を分けて考えると進めやすくなります。
大人が手伝いたい工程
カッターでスポンジを切る作業は、家庭の人と一緒に行うこと、低学年では家庭の人に作業してもらうことが案内されています。紙やスポンジを切るときも、使う道具に応じて大人が対応してください。
また、スポンジを紙やすりで整える作業では粉が舞うことがあります。作業場所を整え、必要に応じてマスクやゴーグルを使う方法も示されています。絵の具や粘土を使ったあとは、手や道具を片付けてから遊ぶ流れにするとよいでしょう。
完成後に長く楽しむための扱い方
手作りスクイーズは、材料によって傷み方が異なります。紙や折り紙のスクイーズは、水に触れない場所に置き、強く引っ張らないように扱います。テープが浮いたり、端が開いたりした場合は、遊ぶ前に補修してください。
スポンジに色や粘土を加えたスクイーズは、表面が十分に乾いてから触ることが大切です。乾ききらないうちに握ると、色や形が乱れることがあります。完成したものを食べ物と間違えないよう、遊ぶ場所や保管場所も分けておくとよいでしょう。
家にある材料でスクイーズ作りを楽しもう
初めてスクイーズを手作りするなら、紙や折り紙を袋状にして、わたを詰める方法が取り組みやすいでしょう。立体的な形や弾力のある押し心地を楽しみたい場合は、スポンジを使う方法が向いています。
まずは丸や四角、パンなどの簡単な形から始め、材料の量や仕上げ方を変えながら、好みの感触を探してみてください。はさみやカッター、紙やすりを使う工程は、子どもだけで行わず、大人が作業または見守ることが大切です。
出典
- 学研×朝日新聞キッズネット
- harapeko baby
- ぬくもり









