
YouTuberのヒカルさんが公開した、くじ付きUFOキャッチャーの検証動画が大きな話題になりました。
動画では、当たりくじが本当に入っているのかを確認するため、実際にお金を使ってくじを取り続ける様子が紹介されています。
一方で、その後に「やらせではないか」という声も出ました。
さらに、配信者のコレコレさんも別のクレーンゲームくじを検証し、こちらも大きな注目を集めました。
結論からいうと、公開されている情報だけで「ヒカルさんの動画はやらせだった」と断定できる材料は確認できません。
ただし、くじ付きクレーンゲームの仕組みや、当たりくじの有無がわかりにくい点については、消費者側が注意すべき内容だといえます。
この記事では、ヒカルさんのUFOキャッチャー検証、コレコレさんの検証結果、クレーンゲームくじで注意したいポイントを整理します。
気になる内容からチェック
ヒカルのUFOキャッチャー検証とは?
ヒカルさんのUFOキャッチャー検証は、くじ付きのクレーンゲームに本当に当たりが入っているのかを確かめる企画です。
Real Soundは2022年5月18日、ヒカルさんが「5等とハズレしか入っていない疑惑のあるくじ引き入りクレーンゲーム」のくじをすべて買い占めて検証する動画を公開したと報じています。
発端は、大阪のスマホ修理ショップに設置されたくじ付きクレーンゲームをめぐる内部告発でした。
その店で働いていたスタッフが、当初は1等から4等のくじも入っていると聞いていたものの、実際にはハズレと5等しか入っていないのではないかと疑問を持ったことがきっかけとされています。
また、1万円以上を使った高校生が、当たりくじの有無に疑問を持ったことも、検証につながったと報じられています。
検証では何が問題視された?
問題視されたのは、主に次の点です。
まず、目立つ場所に高額景品や上位賞の存在を思わせる表示がありながら、実際に上位賞が入っているのかが不透明だったことです。
次に、動画内の検証で多額のお金を使っても、上位賞が出なかったことです。
さらに、内部告発という形で、実際にくじを作成・補充していたとされる人物が登場していたため、視聴者の関心が一気に高まりました。
ただし、記事としては「詐欺だった」と断定するのではなく、「動画上では上位賞が確認できなかった」「当たりくじの有無が疑われた」と表現する方が安全です。
刑事事件や民事上の責任については、最終的には警察・行政機関・裁判所などの判断が必要になります。
ヒカルのUFOキャッチャーはやらせだった?
ヒカルさんのUFOキャッチャー動画については、ネット上で「やらせではないか」という声も出ました。
しかし、公開されている情報だけで、ヒカルさん側が仕込んだやらせだったと断定することはできません。
むしろ、動画には内部告発者や実際にお金を使った高校生が登場しており、店舗や関係者が特定されるリスクもあるため、やらせとして仕込むには大きな負担があります。
その後、コレコレさんも関連する疑惑を受けて検証を行いました。
報道では、コレコレさんは検証後に「ヒカルさんは多分ヤラセじゃないです」とコメントしたとされています。
そのため、記事内では「やらせと断定する根拠は確認できない」「少なくとも第三者検証でもヒカルさん側のやらせとは断定されていない」と整理するのが自然です。
コレコレの検証結果は?
コレコレさんは、ヒカルさんの動画に対するやらせ疑惑を受け、自身でも別のくじ付きクレーンゲームを検証しました。
YouTubeニュースメディアのユーチュラは2022年5月26日、コレコレさんが田舎のスーパー銭湯にあるクレーンゲームくじを、8万6000円かけてすべて取ったと報じています。
その結果は、特賞1枚、1等0枚、2等2枚、3等54枚だったとされています。
また、途中の段階では特賞も1等も出ておらず、業者側が特賞と1等を郵送すると提案したことも報じられています。
最終的に特賞は出たものの、1等は確認されなかったため、コレコレさんの検証でも不透明さが残る結果になりました。
なぜクレーンゲームくじは疑われやすい?
くじ付きクレーンゲームが疑われやすい理由は、プレイヤー側から中身が見えにくいからです。
ぬいぐるみやフィギュアを直接取る通常のクレーンゲームであれば、景品の位置やアームの強さはある程度目で確認できます。
一方で、くじ付きの場合は、カプセルや紙の中身を開けるまで結果がわかりません。
高額景品が表示されていても、本当に当たりくじが入っているのか、どのくらいの確率なのかは、利用者には判断しづらい仕組みです。
そのため、上位賞が長く出ない場合、「本当に入っているのか」と疑問を持たれやすくなります。
景品表示法との関係は?
くじや抽選で景品を提供する場合、景品表示法の規制が関係することがあります。
消費者庁は、一般懸賞について、提供できる景品類の最高額や総額に制限があると説明しています。
具体的には、懸賞に係る取引の価額が5,000円未満の場合、景品の最高額は取引価額の20倍まで、5,000円以上の場合は一律10万円までとされています。
また、景品類の総額は、懸賞に係る売上予定総額の2%以内とされています。
さらに、消費者庁は、実際の当選者数が告知した当選者数に満たない場合などは、取引条件に関する不当表示として景品表示法違反となるおそれがあるとも説明しています。
つまり、くじ付きクレーンゲームで「当たりがあるように見せているのに実際には入っていない」場合、景品表示法上も問題になる可能性があります。
ただし、個別のケースが法律違反に当たるかどうかは、事実関係の確認が必要です。
「当たりが入っていない」は詐欺になる?
当たりが入っていないのに、当たりがあるように見せてお金を使わせた場合、詐欺に当たる可能性はあります。
ただし、実際に詐欺罪が成立するかどうかは、当たりが入っていなかった事実、店側の認識、表示内容、利用者がどう誤信したかなどを総合的に判断する必要があります。
そのため、記事内では「詐欺です」と断定するよりも、「詐欺に問われる可能性がある」「法的問題になり得る」と表現するのが安全です。
ヒカルさんの動画で注目されたのも、単に上位賞が出なかったことではなく、上位賞があるように見せながら実際には確認できなかった点です。
くじ付きクレーンゲームで注意するポイント
くじ付きクレーンゲームで遊ぶ場合は、次の点に注意しましょう。
高額景品だけで判断しない
ショーケースにゲーム機やスマホなどの高額景品が並んでいると、つい「当たるかもしれない」と思ってしまいます。
しかし、実際の当選確率や当たりくじの有無が明確にわからない場合、過度に期待しすぎない方が安全です。
予算を決めて遊ぶ
クレーンゲームは、あと少しで取れそうに見えると追加でお金を使いやすい遊びです。
くじ付きの場合は、結果が運に左右される部分も大きいため、事前に予算を決めておくことが大切です。
「あと1回だけ」を繰り返すと、想定以上の金額になることがあります。
不審な表示があれば記録する
「当たりが入っている」と明記されているのに、明らかにおかしいと感じた場合は、表示や景品の内容、使った金額、日時、店舗名を記録しておきましょう。
写真やレシートがあれば、相談時に状況を伝えやすくなります。
店舗に確認する
疑問がある場合は、その場で店舗スタッフに確認しましょう。
ただし、感情的に詰め寄るのではなく、「当たりくじは現在入っていますか」「景品の補充ルールはどうなっていますか」と冷静に確認することが大切です。
消費生活センターに相談する
トラブルになった場合は、消費者ホットライン188に相談できます。
消費者庁は、消費者ホットライン188について、近くの消費生活センターや消費生活相談窓口を案内する番号と説明しています。
ヒカルの検証が注目された理由
ヒカルさんの検証が注目された理由は、単なるクレーンゲーム企画ではなく、消費者トラブルに近いテーマだったからです。
高額景品を見せて期待させる一方で、本当に当たりが入っているのかわからない。
さらに、実際にお金を使った高校生や内部告発者が登場したことで、視聴者にとっても身近な問題として受け止められました。
また、ヒカルさんは過去にも祭りくじの買い占め検証で話題になったことがあり、今回の企画もその流れで注目を集めたといえます。
まとめ
ヒカルさんのUFOキャッチャー検証は、くじ付きクレーンゲームに本当に当たりが入っているのかを確かめる企画でした。
動画上では、7万円を使っても上位賞が確認できなかったとされ、大きな話題になりました。
その後、コレコレさんも別のくじ付きクレーンゲームを8万6000円かけて検証し、特賞1枚、1等0枚、2等2枚、3等54枚という結果が報じられています。
公開されている情報だけで、ヒカルさんの動画がやらせだったと断定することはできません。
一方で、くじ付きクレーンゲームは中身や当選確率が見えにくいため、利用者が不信感を持ちやすい仕組みでもあります。
高額景品に惹かれて遊ぶ場合でも、事前に予算を決め、不審な点があれば記録し、必要に応じて消費生活センターなどに相談しましょう。
