ネットにこんな記事が出ていました。
家のベランダに見かけないフクロウが止まっていて、家の人が素手で捕獲したそうです。
そのフクロウは飼い主の家から逃げ出した、迷子の「メンフクロウ」だったようです。
見た目がちょっと怖いフクロウで、爪も鋭く素手での捕獲はちょっと勇気がいったのでは。
野生の「メンフクロウ」がいるとは思えませんが、猛禽類であることは確かなので素手で捕獲するのは危険でもあります。
今回は「メンフクロウ」がなぜ怖いと思うのか、また飼育が簡単なことを紹介します。
メンフクロウを怖いと思うのはなぜ?実は可愛くて飼育が簡単
メンフクロウが怖いといわれる理由
メンフクロウはフクロウ目メンフクロウ科の鳥です。
ハート型の顔がお面に見えることから、メンフクロウと呼ばれています。
一番の特徴は、大きな目とハート型の顔でしょう。
特徴的な大きな目の見た目が、ちょっと怖いと思われているのですね。
大きな目でじっと見つめられたときが、なんとなく怖いと感じる人が多いようです。
名前の通り、面をかぶったような顔をしているメンフクロウ。
特徴的な顔もお面みたいに取れそうで怖いと、ほとんどが見た目で怖いと感じているようです。
見た目は怖いですが、性格は大人しく優しいので、触れ合っているうちに怖さを感じることはなくなります。
あくまでも最初に見たときの印象で、怖いと感じているのです。
メンフクロウの特徴
メンフクロウは見た目とは違って、大人しく可愛いので飼育しやすい鳥です。
大きさは、体長40cmくらいの中型のフクロウになります。
体重は200gから480gで、翼を広げた長さは80cmから1m位になります。
メンフクロウの性格
見た目は怖いメンフクロウですが、性格は大人しく飼育しやすい鳥です。
ただデリケートな性格でストレスに弱いので、飼育環境は落ち着いた場所が必要です。
メンフクロウの寿命
飼育されているメンフクロウの寿命は15年から20年で、意外と長生きする鳥です。
しかし、野生のメンフクロウは4年ほどの寿命と言われていますので、いかに野生では敵が多くて
長生きできない現実があります。
世界中で生息していますが、日本では生息していないので、動物園で見ることが多いです。
メンフクロウの飼育
メンフクロウは怖いと言われる見かけと違って、性格が優しいので飼育しやすい鳥です。
飼育するときは、ひなから育てると人馴れした個体に育てることができます。
ひなから育てるのはちょっと大変ですが、それもメンフクロウを飼育する楽しみでもあります。
デリケートな鳥なので、静かな環境で育てる必要があります。
メンフクロウの個体によって、飼育方法が変わる場合がありますので、ショップの方に育て方を教えてもらいその個体に合った育て方をしましょう。
メンフクロウの食事
メンフクロウは猛禽類で肉食です。
冷凍のマウスやひよこなどを食べます。
加工した肉は、メンフクロウの体調を壊す可能性があるので与えないようにします。
メンフクロウの食事は、犬や猫のようなフードとして販売している餌はありません。
メンフクロウを飼うときは餌がぜんぜん違うことや、フクロウの餌の食べ方に違和感を覚えるかもしれません。
インコのような愛玩鳥を飼う気持ちで飼うと、必ず失敗します。
餌に関しては、しっかり肉食のフクロウを飼うことを認識して飼いましょう。
メンフクロウの飼育用品
メンフクロウを飼育するためには、ケージや止まり木などの飼育用品が必要になります。
ケージはメンフクロウが羽根を広げることができるくらいの大きさが必要になります。
止まり木も、しっかりした市販のもの、メンフクロウがゆったりと止まれるくらいのものを用意しましょう。
メンフクロウの飼育上の注意
迷子
今回のネットで記事になったのも迷子になったメンフクロウでした。
メンフクロウは、よほど躾ができている状態でなければ飼い主のもとに帰ることはありません。
迷子になると野生に戻るしかなく、自分で餌を探して食べることができなくなり、ほとんどが餓死してしまいます。
今回のネットの記事のように、親切な人に見つけてもらいネットでも探して飼い主が見つかったことで生きて戻ることができました。
このようなことはとても珍しいことです。
ほとんどは、見つけることができずに死んでしまうのです。
飼い主の責任として、メンフクロウを迷子にさせないことが第一と考えましょう。
おもちゃの与え方
メンフクロウにおもちゃを与えるときは、必ず目の届くところで与えます。
おもちゃなどの誤飲がメンフクロウの死因の、かなりの部分を締めていることを覚えておきましょう。
まとめ
今回は、メンフクロウを怖いと思うのはなぜ?実は可愛くて飼育が簡単を紹介しました。
メンフクロウを怖いと思うのは、その大きな目で見つめられたときが一番多いようです。
身体に比べてかなり大きい目で見られると、ちょっと怖いと思うのもあるのかと思います。
メンフクロウの顔が、お面が外れそうで怖いと、見た目が怖いと感じているようです。
そんなメンフクロウですが、実際は大人しく優しい性格なので、飼育は意外と簡単です。
メンフクロウは肉食の猛禽類なので、餌には犬や猫のようにはいきません。
マウスやひよこなど、そのままの形で与えることになります。
メンフクロウの飼育は簡単ですが、餌だけは普通ではないことをわかった上で飼育する必要があります。