月が一番地球に近づいたときに見える満月や新月のことを「スーパームーン」と言います。
月の軌道は楕円形なので、地球に一番近づいたときが「スーパームーン」と呼ばれます。
月が大きく見えるだけでなく明るさも強くなりますので、はっきりとした月を見ることができるのです。
月の観察は、ほかの流星群のように望遠鏡などの観測器具を必要としません。
雲に遮られさえしなければ、大きくきれいな「スーパームーン」を見ることができるでしょう。
今回は「スーパームーン」が何故大きく見えるのか、2022年の見える日時を調べてみました。
スーパームーンとは?
「スーパームーン」とは、月が地球に最接近したときに、満月か新月の状態になったときの月のことを言います。
ただ、新月の状態の「スーパームーン」は、月が反射した光が地球には殆ど届かないので見ることはできません。
満月の状態のときだけ、大きく明るい「スーパームーン」を見ることができます。
「スーパームーン」という言葉は天文用語ではありません。
占星術で使われ始めた用語で、それほど古い呼ばれ方ではないようです。
簡単に言えば、とても大きな満月と言える現象です。
スーパームーンが大きく見えるのはなぜ?
月が地球に最接近したとき
月の軌道は真円ではなく楕円になっています。
月はその楕円軌道をおよそ1ヶ月かけて地球の周りを回っています。
地球からの距離は、約36万キロから40万キロになります。
「スーパームーン」になるのは、月と地球の距離が一番近くなった時なのです。
月の面積が大きくなる
月が最も小さい満月と最も大きい満月の直径は、14%の差があります。
さらに、面積で言えば30%の違いがありますので、実際に「スーパームーン」は大きく見える様になるのです。
スーパームーンが見える日時
2022年の「スーパームーン」は、7月14日(水)3時38分です。
観察に適した日時は、7月13日夜から、7月14日明け方までの時間です。
スーパームーンを見るときのコツ
東から南東の方角
月は太陽と同じ、東から昇って西に沈みます。
夜になって月が見える時間帯では、東から南東の方角で大きくなった「スーパームーン」を見ることができます。
場所に制限なし
流星群などの観測では、周りに明かりがない場所を選ぶ必要がありますが「スーパームーン」の観測には必要ありません。
「スーパームーン」自体が明るく輝いて見えますので、場所の制限はないと思っても問題ありません。
観測は静かに
2022年7月13日の「スーパームーン」の時間は深夜になります。
天体観測でのマナーとして、近所に迷惑をかけることがないように、騒いだりゴミを散らかしたりすることがないように注意しましょう。
2022年7月13日のの天気
「スーパームーン」を見るのには、月が雲に隠れないことが条件になります。
今夜の天気で晴れる沖縄と奄美地方では、問題なく大きな「スーパームーン」を見ることができます。
西日本や東海、東日本や北日本の日本海側では、雲が広がる可能性はありますが見られるチャンスがあるでしょう。
しかし、関東甲信から北日本の太平洋側では、厚い雲がかかり観測は難しい予想です。
月光浴をする
昔から月には不思議な力があると信じられてきました、
特に満月では、月の力が大きく作用して体の調子を整えてくれる可能性もあるようです。
「スーパームーン」の強い光を十分に浴びて、良い気を体に取り入れて元気になりましょう。
願い事も叶うと言われていますので「スーパームーン」で、願いごとをすると叶えられることが多くなるかも知れません。
まとめ
今回は、スーパームーンはなぜ大きく見えるのか?2022年の見える日時は?を紹介しました。
1年に1回の「スーパームーン」、2022年は7月14日(水)3時38分です。
普段の月より大きく、明るく輝く「スーパームーン」は、見ることで月の不思議なパワーを貰えるかも知れません。
年に1度の「スーパームーン」は、観測機材がなくても観察できる貴重な機会です。
ぜひ「スーパームーン」を観測して、月光浴で悪い気を洗い流してしまいましょう。