みかんの保存方法は、どれが最適なのでしょうか?
常温や冷蔵、冷凍、どの保存方法でも美味しく食べられます。
みかんは手に入れやすく、大量に買うことがよくあります。
そのため、長く保存できる方法を考えることが一般的です。
保存方法は幾つかあり、それぞれ利点があります。
みかんの保存方法と賞味期限の目安
みかんは、保存方法によって賞味期限が異なります。
まずはそれぞれの保存方法と、それに伴う賞味期限を見ていきましょう。
常温(5~8℃)で保存
みかんは湿気や高温に弱い果物です。
生育時には常温で育つため、常温で保管するのが最適です。
賞味期限は約1~3週間と言われています。
保存する場所は5~8℃の涼しい場所を選び、湿度の高い場所や直射日光を避けましょう。
また、腐敗したりカビの生えたみかんを他のみかんと一緒に保存しないように注意します。
複数のみかんを一緒に保存する場合、状態をこまめにチェックすることが大切です。
冷蔵庫の野菜室で保存
常温での保存が難しい季節には、冷蔵庫を活用できます。
ただし、冷蔵庫で保存するとみかんが乾燥しやすく、味が落ちる可能性があるので野菜室がおすすめです。
みかんは水分を失わないように、個別にペーパータオルや新聞で包み、ポリ袋にまとめて入れて保存しましょう。
冷蔵庫の野菜室での賞味期限は約2~4週間です。
冷凍庫で保存
長期保存をする場合は冷凍が適しています。
丸ごと冷凍する方法と、皮を剥いた状態で冷凍する方法と2つがあります。
丸ごと冷凍する方法
・みかんを軽く水で洗い、汚れを取り除き、ペーパータオルで水分を拭き取ります。
・ラップでみかんを包み、霜がつかないようにします。
・ラップの端をしっかりと留め、みかんを冷凍保存用の袋に入れ、袋内の空気を抜いて密封します。
解凍時には室温で約30~40分放置し、自然解凍させるのがベストです。
急いで食べたい場合は、水道水やお湯につけて解凍時間を短縮できます。
皮を剥いた状態で冷凍する方法
・みかんの皮を剥き、ラップで包みます。
・みかんを冷凍保存用の袋に入れ、密封します。
皮を剥いた状態で冷凍すると、解凍せずにそのまま食べられます。
冷凍保存の賞味期限は約1ヵ月が目安です。
その他の保存方法
段ボールを利用
みかんを保存するために、みかんが入っていた段ボールを利用できます。
ただし、みかんをそのままにしておくのは避けるべきです。
傷んでいるみかんを他のみかんと一緒に置くと、他のみかんも早く傷む可能性が高まりますし、みかんは湿気にも敏感です。
まず、みかんの傷んでいるものがあればそれらを除外します。
その後、みかんをすべて取り出し、新聞紙の上に広げて段ボールと一緒に乾かします。
次に、乾いた段ボールに新聞紙を敷き、みかんをヘタを下にして配置します。
みかん同士の間隔を保つことが大切です。
みかんを配置したら、その上に新聞紙を再び敷いて同様の手順を繰り返します。
みかんを段ボールで保存する場合、週に一度はみかんの位置を入れ替え、傷んでいるものを取り出すようにしましょう。
下に配置されているみかんは腐りやすいため、下から食べることで無駄を減らせます。
段ボールでの保存の目安期間は約3週間です。
みかんを美味しく保存するためのコツ
みかんはカビや圧力などの損傷に弱いですが、ちょっとしたコツで美味しく保存することができます。
みかんのヘタを下向きにする
みかんのヘタを下向きにして保存すると、乾燥を防ぎしわが少なくなります。
また、ヘタを下にすることで圧力による損傷も軽減されます。
美味しい状態で保存するための大事なコツです。
みかんを小分けにする
みかんをカゴなどで小分けにすることが重要で、通気性を確保し圧力をかけないようにします。
小分けにする際は、みかん同士を重ねないようにすることで、傷みを防ぐ助けにもなります。
また、小分けにすることでカビが生えているみかんを発見しやすくなり、他のみかんに感染する可能性も少なくできます。
正しい保存方法に従えば、みかんは環境や季節に応じて、長く新鮮さと美味しさを保ってくれます。
みかんの保存方法は冷蔵庫が良い?常温でも美味しく食べるコツ!まとめ
保存方法には、常温、冷蔵、冷凍の選択肢があり、それぞれ美味しく食べられる期間が異なります。
みかんはカビや圧力に弱いので、ヘタを下向きに保存したり、小分けにしたりするなど、細かい工夫が必要です。
正しい保存方法とちょっとしたコツで、美味しいみかんを長期間に渡って食べることができます。
いつでも美味しいみかんを楽しめるのは、とても嬉しいものです。