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丸亀製麺のうどんと讃岐うどんとの違い!香川県民が怒るのはなぜ?

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今まで何度も論争があって、それぞれの立場で意見を戦わせてきた丸亀製麺と香川県民。

2022年になって、また丸亀製麺と「讃岐うどん」の本家を自認する香川県民との間で論争が再燃しています。

再燃の理由が、香川県高松市にあった丸亀製麺の店舗が、閉店するという報道です。

香川県に残った丸亀製麺の店舗が、最後の1店舗になったんですね。

香川県民からすると、本当の「讃岐うどん」ではない丸亀製麺は、香川県内から出ていけということ。

今回の閉店は当然だとの考えのようです。

今回は、丸亀製麺と讃岐うどんの違いや、丸亀製麺に対する香川県民の怒りを調べてみました。

丸亀製麺のうどんと讃岐うどんとの違い!香川県民が怒るのはなぜ?


丸亀製麺のうどん

丸亀製麺のうどんの作り方


丸亀製麺のうどんは、全て粉から作る打ちたてを提供することが基本です。

国産小麦を使用して、シンプルで美味しいうどんを提供しているようです。

茹でたてのうどんと、新鮮で香り高いだしの組み合わせで、美味しいうどんを作っています。

うどんの作り方そのものは「讃岐うどん」とはどうしても違ってきます。

各店舗での製麺は、店員のさじ加減やその地域の事情に合わせて作るため、本場の「讃岐うどん」ほどこだわって作っていないのです。

店によって、コシや歯ごたえが違って、出汁の味までかなり違うというのが現状です。

本場の「讃岐うどん」を食べたことがなければ、そのまま「讃岐うどん」の味はこのようなものなんだと納得してしまうでしょう。

その違いが良くて、食べ歩きをしている人も多いと聞いています。

讃岐うどん

讃岐うどんの作り方

・喉ごしの良いコシの強い麺

・もちっとした食感

・味わい深いイリコ出汁

うどんは口に入れたときはちょっと柔らかいかな?と感じても、麺を噛んだ時にもちっとした歯ざわりがある、これが「讃岐うどん」の一番の特徴です。

「讃岐うどん」の喉ごしのいいコシの強い麺を作るのに欠かせないのが「足踏み」の工程です。

うどんの生地を「足踏み」することで、うどんの生地がしっかりこねられて「讃岐うどん」独特の腰のあるうどんになります。

讃岐うどんの定義

讃岐うどんは、定義づけられたうどんとして認められています。

・香川県内で製造されたもの

・手打ち、手打ち式(風)のもの

・加水量が小麦粉の総重量の40%以上

・食塩が小麦粉の総重量の3%以上

・熟成時間は2時間以上

・ゆで時間は15分で十分にアルファ化されていること

と定義されています。

ただこの定義を守らなければならないのは「本物」「本場」「名物」「特産」を名乗るときだけです。

それさえ守っていれば、どこで「讃岐うどん」を名乗っても問題はないのです。

讃岐うどんの現状

本場香川県の「讃岐うどん」は、昔から家族経営の小さい店で、全て手作業で作られてきました。

今もそれは殆ど変わっていなくて、各店で作れるうどんの量が多くありません。

そのため営業時間が、朝10時に開店して昼過ぎの3時頃にはうどんが売り切れて、閉店というのが普通です。

日曜や祝日にお店が休みということがあるのも、本場香川の「讃岐うどん」の特徴です。

丸亀製麺のうどんに対する香川県民の怒り

「讃岐うどん」は香川県の誇り

香川県丸亀市は「讃岐うどん」の発祥の地と言われています。

長い間培われた昔ながらの製法で作られ、地域住民だけでなく香川県全体の特産品として、名前が広まっているのが「讃岐うどん」です。

香川県の「讃岐うどん」じゃなければ「讃岐うどん」とは呼べない。

これが丸亀製麺が「讃岐うどん」を名乗るのは間違いだという話の理由です。

丸亀製麺が、香川県が創業の地でもないのに「丸亀」を名乗るのが許せないということです。

さらに、丸亀製麺の創業者が「讃岐うどん」発祥の地の「丸亀」や「讃岐」の名を使って、讃岐うどんの文化を全国に広めたいと言っていたこと。

この言葉が「讃岐うどん」発祥の地の香川県民の反感を買っているのです。

「讃岐うどん」のことがわかっていない丸亀製麺が「讃岐うどん」のどんな文化を全国に広めることができるのか、香川県民のこの気持が、丸亀製麺を認めないことに繋がっているのでしょう。

香川県で「讃岐うどん」は昔ながらの製造方法、今もみんなにうどんを楽しんでもらおうと、毎日朝早くから作業を始めています。

そんな小さい店の家族が作り上げた「讃岐うどん」を、誇りにしていることから「丸亀製麺」が憎いとなっているようです。

昔から地域住民の生活に密着した形で、儲けるという感覚ではなくうどんが作られているのが「讃岐うどん」です。

「讃岐うどん」は香川県の文化である、この気持が強いそれが丸亀市民であり、香川県民であるということです。

香川県の丸亀うどんの今後

香川県の丸亀製麺の店舗閉店から議論が蒸し返されて、ツイッターでも話題になった今回の話。

香川県で昔ながらの製法で作られている「讃岐うどん」と丸亀製麺の打ち立て麺は、似てはいても全然違うものです。

香川県の「讃岐うどん」は、定義されるほど権威のある麺です。

丸亀製麺の麺は、ごく普通の店で作る麺です。

香川県に行って、本場の「讃岐うどん」を食べると、その味の美味しさにびっくりすることでしょう。

今までに味わったことのない、極上の味を堪能することができます。

その店が本当に小さい店で、愛想が良い対応をされなくても「讃岐うどん」の味は変わりません、とても美味しいです。

本場香川県の「讃岐うどん」は専門店の味。

丸亀製麺の「讃岐うどん」は普通のうどん店の味。

この様に考えれば、お互いに目くじら立てることはないと思います。

美味しい「讃岐うどん」を食べに、香川県の丸亀まで足を伸ばす人はそれほど多くはないでしょう。

普通は近くの店の「讃岐うどん」を食べて、そこそこの味であれば美味しかったと満足するはずです。

今の話題は、少し感情的になっていることが多いようです。

それぞれに言い分があることは当然ですが、自分だけが正しいという考えは、いまいち問題があるかもしれません。


まとめ

今回は、丸亀製麺のうどんと讃岐うどんとの違い!香川県民が怒るのはなぜ?を紹介しました。

ツイッターで話題になったのは、香川県内の丸亀製麺の店舗が閉店したことでした。

たかが「讃岐うどん」の店が1店閉店することが、話題になることが不思議でもあります。

丸亀製麺がいかに香川県民に嫌われているか、よく分かる情報です。

ただ、香川県民側も、少し大人げないところがあるのではと感じます。

閉店する「讃岐うどん」店のことなど放っておいてもいいはずです。

・丸亀製麺のうどん

・讃岐うどん

・讃岐うどんの定義

・讃岐うどんの現状

・讃岐うどんは香川県の誇り

・香川県の丸亀うどんの今後

丸亀製麺は、1,000店ものチエーン店です。

香川県の「讃岐うどん」には敵わなくても、お客に美味しいと言ってもらうための努力は続けています。

お互いが、存在を認めあってもっと美味しい「讃岐うどん」を食べてもらおうと考えるのが一番の考えだと思います。

 

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