初詣は神様や仏様に昨年の無事を感謝し、今年もいい年であることを願うためのものです。
日本人として長い間続けられてきた伝統ある行事です。
初詣の正しい作法で神様や仏様に感謝し、今年の息災を祈ってきましょう。
初詣はいつ行くのが正しい?最適な時間と正しい作法まで解説
初詣にいつ行くのか?
初詣に行くのに決まった日にちはありません。
二年詣と言って、31日の除夜の鐘を聞きながら神社や寺に出向いて元旦にお参りするやり方。
元旦詣と言って、元旦の午前中にお参りするやり方があります。
結論から言えば、どちらでお参りしても問題ありません。
そうは言っても1月1日から1月3日までの(3が日)にお参りに行く人が多いです。
あまり難しく考えずに、松の内の期間中にお参りすれば問題ありません。
松の内の期間
東日本では、1月1日から1月7日まで。
西日本では、1月1日から1月15日まで。
初詣は神社とお寺どっちに行く?
初詣は神社でもお寺でもどちらにお参りしても問題ありません。
ほとんどの人は神社にお参りすることが多いと思いますが、お寺にお参りしてもいいのです。
初詣に最適な日にちと時間
最適な日にち
元旦は、初詣で有名な神社などは混雑が激しくて、お参りするだけで一苦労です。
1月1日から1月3日の3が日は避けてお参りするのが、混雑を避ける秘訣です。
どうしても3が日にお参りしたい時は、1月2日が比較的人数の少ない日です。
逆に1月3日は3が日のうちにお参りしたいと、駆け込みで人数が増える傾向にあります。
のんびり初詣をしたい時は、3が日を避けて松の内のうちの初詣を考えたほうがいいです。
最適な時間
元旦は、お昼近くが一番の人出のピークになります。
この時間帯を避けて、早朝や夕方などいくらか人出が少ない時間が狙い目です。
元旦以外の日でもお昼近くの時間は、やはり人出は多いです。
とにかくその時間帯はパスするのが、利口な行動です。
神社によってはお参りの後の、御札やお守り、御朱印を受ける時間が決まっているので、確認はしておきましょう。
初詣は混雑する神社を避ける
混雑する神社のほうがご利益が得られると思っていませんか?
そんなことはなく、もともと初詣は地元の神社に昨年の無事のお礼と、今年の無用息災をお願いするためのものです。
ですから無理に混雑する神社を避けて、地元の空いている神社にお参りするのが正しいお参りの仕方です。
初詣の正しい作法
神社の場合
正しい初詣の作法を知らずにお参りしている人が多いですが、新年のお参りに正しい作法で臨んでみましょう。
神社は神様のお住まいです。
鳥居の前で一礼して、鳥居をくぐります。
参道は、左側を歩きます。(真ん中は、神様が通るところです)
手水舎(ちょうずや)で、手と口を清めます。
手水舎での手順
(1)柄杓を右手に持ち、左手を洗う。
(2)左手に柄杓を持ち替え、右手を洗う。
(3)柄杓を右手に持ち替えて、左手で水を受けて口をすすぐ。(柄杓に口をつけない)
(4)口をつけた左手を洗う。
(5)柄杓を立てて、柄の部分に水を流し元の位置に戻す。
(1)から(5)までの工程を、柄杓一杯の水で行います。
本殿でお参りをする
(1)まっすぐ前を向いて、姿勢を正す。
(2)賽銭を入れる。
(3)鈴を鳴らす。
(4)二礼二拍手一礼で拝む。(二回お辞儀をし、二回拍手をしてお祈りをして、もう一度お辞儀をする)
神社でのお参りはこれで終わりです。
この後、御札やお守り、破魔矢を買ったり、おみくじで占ったりしましょう。
最近は御朱印を押してくれる神社が増えていますので、御朱印帳の持参も忘れずに。
お寺の場合
山門は神社の鳥居に当たります。
山門前で一礼してくぐります。
手水舎での作法は、神社と同じです。
本堂前の香炉に線香を供え、その煙で身を清めます。
本堂に進んでお賽銭を入れ、深くお辞儀をした後、静かに手を合わせてお祈りし、最後のお辞儀をして終わります。
お寺では、神社のような拍手はしません。
初詣で守りたいマナー
大声を出さない
境内は神様や仏様の住まいです。
境内では大声を出さずに、しずかにお参りをしましょう。
境内の石を持ち帰らない
子供が境内の石を持ち出そうとすることがあるかも知れません。
境内にあるものは神様の持ち物で、持ち出すと神様が怒ると考えられています。
忌中時のお参りは?
親族が亡くなってからの期間が、神道では50日間、仏教では49日間を忌中とします。
この期間のお参りは避けたほうがいいです。
まとめ
初詣はいつ行くのが正しい?最適な時間と正しい作法まで解説を紹介しました。
初詣は、昨年の無事を神様や仏様に感謝し、今年の無病息災をお願いするためのものです。
新しい清々しい気持ちでお参りできるように、混雑を避ける行動を心がけましょう。
・初詣にいつ行くのか?
・初詣に最適な日にちと時間
・初詣の正しい作法
・神社の場合
・お寺の場合
・初詣で守りたいマナー
初詣は、近所の小さな神社のほうが空いていてお参りしやすいです。
無理に有名な神社まで行って、混雑してところでお参りする必要はありません。