新年になると初詣の気分になりますが、神社とお寺どちらに行くべきか、参拝の作法は違うのかなど、気になりますよね?
新年になると、初詣で大混雑などのニュースがテレビで報道されますが、あなたは初詣に行きますか?
私も毎年、年が明けると近くの神社に初詣にでかけています。
でも、初詣は神社にするのかお寺にするのか、迷ったことはありませんか?
結論を言うと、神社でもお寺でも感謝の気持を持ってお参りするので、どちらでも構いません。
この記事では、神社とお寺の初詣と作法の違いについて解説していきます。
新年の始まりには神社とお寺、どちらが良い?
新年の始まりの三が日に、初詣をするのは神社だけと思っていませんか?
どちらかといえば、神社を選ぶ人が多い印象がありますが、お寺を選ぶ人も結構います。
近くにある神社やお寺を、楽だからと選ぶ人もいるでしょう。
ここからは、新年の初詣について解説していきます。
初詣の目的とは何か?
新年の始まりに初詣に行くのは一般的ですが、その目的についてよく考えたことはありますか?
なんとなく初詣に行っているという人もいるでしょう。
初詣に何故行くのかに明確に答えるのは結構難しいものです。
知っているようでよく知られていない、初詣もその一つかもしれません。
初詣は、前の一年を無事に過ごせたことへの感謝と、新しい一年が良いものであるように祈るために、神社やお寺を訪れることです。
昔は地元の神社への参拝が主でしたが、今は交通手段の発達により、地元以外の寺社へも気軽に訪れることができるようになりました。
神社とお寺、初詣はどちらに行くべき?
初詣といえば神社に行くイメージが強いですが、実際は神社でもお寺でも問題ありません。
神社は「神様」、お寺は「仏様」が祀られている場所とされていますが、どちらに行っても構わないのです。
信仰上の理由がなければ、神社でもお寺でもどちらに初詣に行っても問題はありません。
作法が異なるので、参拝の際は注意が必要ですが、どちらも祈りや感謝の気持ちを大切にしています。
有名な神社といえば明治神宮、有名なお寺といえば、外国人観光客のメッカになっている浅草寺などがあります。
明治神宮も浅草寺も、三が日の人出は芋の子を洗う状態になるほど、多くの参拝客で境内が埋め尽くされます。
神社とお寺の参拝作法の違いを知ろう
神社とお寺では参拝の作法が異なります。
正しい作法を知って、しっかりと祈りを捧げましょう。
神社では鳥居をくぐる際に一礼し、境内を歩く際は道の真ん中を避けて歩くなどの作法があります。
一方でお寺では「合掌」という手を合わせる動作が特徴的で、これが神社と異なるポイントです。
神社の参拝方法
神社では鳥居をくぐるときに一礼して、境内の右端か左端を歩くようにします。
道の真ん中は、神様の通り道と考えられているからです。
手水舎で手を清めます。
手の清め方を、まごつくことのないように覚えておきましょう。
・右手で柄杓を持ち、水を汲みます。
・左手に水を少量かけて清めます。
・柄杓を左手に持ち替え、右手を清めます。
・右手に柄杓を持ち替え、左手のひらに水をため、手のひらの水で口をすすぎます。
・左手を洗い清めます。
・最後に柄杓を縦にして、柄の部分に水を流して清めます。
完了です。
コツは、汲んだ水ですべての動作を終わらせるため、少量の水で行うことです。
意外と知らずにやっていることで、作法に反していることがあります。
・柄杓に直接口をつける
・口に含んだ水でうがいをする
・水を飲んでしまう
このような行為は初詣の作法に反していますので、注意が必要です。
意外と面倒くさく感じますが、覚えてしまうと簡単ですので、右手で水を汲んでから、左、右、左、左、柄と覚えるとわかりやすいです。
その後、本殿に向かって一礼し、お賽銭をお賽銭箱に静かに入れます。
姿勢を正し、鈴がある場合は鳴らします。
二回おじぎをして、二回手を打ち、もう一度おじぎをします。(二礼、二拍手、一礼)
手を合わせて祈りを捧げます。
最後に再び一礼して帰ります。
帰りは、鳥居を出るときに、本殿に向き一礼をして外に出ましょう。
お寺の参拝方法
お寺では山門の前で一礼し、敷居を踏まずにまたいで入るのが礼儀です。
手水舎で手を清めるやり方は神社と同じ順番で、手を清めます。
そして本堂や本尊の前で一礼し、お賽銭をお賽銭箱に静かに入れます。
鳴らしものがあれば1回打ち、手を合わせて祈りを捧げます。
最後に再び一礼して帰ります。
正しい作法で初詣
神様や仏様に一年の家族の健康と、家内安全に対する感謝の気持と、新年の幸多かれとのお願いを心静かに祈ります。
作法を知って、新年のはじまりに神社やお寺でしっかりとご挨拶をしてみましょう。
気持ちが一番ですが、正しい作法を大切にすることも必要です。
新年が良いスタートとなるようにお祈りしましょう。
新年の始まりには神社とお寺、どちらが良い?作法の異なる初詣を探るまとめ
初詣は昨年の感謝と新しい年の幸福を祈る重要な行事であり、お寺と神社のどちらを参拝しても問題ありません。
以前は明確に区別されていなかった神社とお寺は、今では信仰の対象として同様に尊ばれています。
お寺と神社での参拝方法は共通点も多く、最も大きな違いは手を叩くかどうかという点です。
神社では「二礼、二拍手、一礼」で手を叩いて参拝し、お寺では手を叩かずに静かに合掌します。
初詣では、神社の場合は地元の氏神様を、お寺の場合は菩提寺を訪れるのが基本ですが、他の有名な神社やお寺に参拝しても問題ありません。
一年の始まりを初詣で確認する機会にするのも良いものです。