(第3話)は関東沈没が近づいているのに、里城副総理(石橋蓮司)を始めとする政府の強い反対で、4千万人の国民の命を救う方法がなく天海啓示(小栗 旬)は悩んでいた。
週刊誌記者の椎名実梨(杏)は動かない天海を非難して自分で記事を書いたが、編集長の考えで止められてしまった。
二人はお互いに共闘することを決め、一緒に進むことにする。
翌日、毎朝新聞の一面に「関東圏沈没の可能性」が載ったことで、全国民に知れることになってしまう。
「日本未来推進会議」で、誰が機密情報を漏らしたか追求する。
(第3話)はここまででした。
『日本沈没ー希望のひとー』ネタバレ(第4話)
新聞の一面に「関東圏沈没の可能性」が載ったことで、事態を憂慮した里城副総理や、長沼官房長官(杉本哲太)は、誰が機密情報を漏らしたのか、必死になって探していた、
そんな中、東山総理(仲村トオル)は、毎朝新聞の記事に椎名実梨が関わって入と考えて追求する。
椎名実梨は国民に知れてしまったことで、東山総理に会見の必要性を訴える。
正義感に燃える椎名実梨は、関東沈没で生命の危機に陥ってしまう多くの人命を救うには、知らせることが一番大事だと思っているのです。
何も知らされずに危険を知らないのと、知らされてその危険に対応できるのとはどちらがいいか、考えてほしいと言っているのです。
人は何も知らされずに突然身に降りかかるアクシデントには、ただパニックになって右往左往することしか出来ません。
事前に、近づいている危険を知らされると、その危険に立ち向かおうと考えるものです。
そのときに一番重要なのが、政府首脳、特に総理大臣のリーダーシップです。
災害が大きければ大きいほど、総理大臣のリーダーシップが特に大事になってきます。
大きな災害を考えると、10年前の「東日本大震災」を思い出します。
津波の被害は想像を絶するものでした。
その津波で、東京電力福島第1原子力発電所が大きな被害を受けました。
その時の政権は「民主党」で総理大臣は菅直人氏でした。
残念ながら。彼がリーダーシップを発揮したとは思えません。
それが、政権交代につながったと言ってもいいでしょう。
(少し話が脱線しました)
椎名実梨との話し合いで会見を勧められた東山総理は、その後、天海啓示との話し合いで、関東沈没が近いことを聞かされ会見を開いて、全国民に危険が迫っていることを伝えることを決心する。
東山総理は会見の中で関東沈没の時期や、その確率など詳しいことは明かさなかったが、新聞報道だけでは信じられなかった人々は現職総理の言葉で語られた危険性を認識して、パニックになってしまう。
東山総理の命令で「日本未来推進会議」の若い官僚が関東沈没の危機対策を取ることになった。
「日本未来推進会議」の議長である常磐紘一(松山ケンイチ)を中心に、対策が練られていく。
若手官僚が対策を練っている最中に、田所祐介博士(香川照之)がワイドショーで関東沈没のシュミレーションを自分の考えのまま、包み隠さず話してしまう。
東山総理が関東沈没の影響を少しでも小さくしようと、会見では隠していた情報まで喋ってしまっていた。
田所祐介博士の考えは、とにかく関東沈没を知ってもらいそれに備えてほしいという、科学者の正直な気持ちから出ているのだが、それが政府や日本未来推進会議のメンバーは、苦々しく感じられていたのです。
常磐紘一は、自分達が少しでも関東沈没の影響を小さくしようと考えている時に、勝手に喋ってしまった田所祐介博士に怒りを覚えていた。
その一方で、毎朝新聞に情報提供したのは天海啓示ではないかとの疑念を持っていた。
そんな二人であったが、それぞれの考えは胸い収めて、企業からの支援を得るために、経団連会長の生島自動車会長生島誠(風間杜夫)に会いに行く。
そこには、生島会長と一緒に思いがけない人物がいた?
まとめ
天海啓示と椎名実梨は、人命を一番に考えることで、共闘することにする。
新聞報道で関東沈没を知った国民に、会見で東山総理から説明をした。
ただその会見では、時期や規模など詳しいことは語られなかった。
東山総理の命令で、日本未来推進会議が関東沈没の対策を練る。
そんなときに、田所祐介博士が関東沈没の詳しい話を、それもワイドショーでしてしまう。
天海啓示と常磐紘一は、考えが違いながらでも協力して関東沈没に対処していく。