新型コロナの蔓延が長い間続き、対面での仕事が控えられて、リモートワークをせざるを得なくなっている人が増えています。
そのリモートワークが増えていくことと比例して、肩こりや腰痛を訴える人が増えています。
リモートワークによる体の不調はどの年代でも見られますが、20代の若年層が多い傾向があるようです。
新型コロナが収まっても、リモートワークは今よりも増えて、より体の不調を訴える人も増えるでしょう。
では、リモートワークでなぜ肩こりや腰痛がひどくなってしまうのか、軽くするのには何が必要かを考えていきましょう。
リモートワークで起こる肩こりや腰痛の原因
リモートワークによる精神的なプレッシャー
リモートワークの最初の内は、通勤時間を気にしなくて良くなって、疲れは出ないだろうと考えられていました。
しかし在宅勤務で、今までの対面で意思疎通が出来ていたことが、パソコンの画面越しでしかできなくなったことで、体の不調につながってしまったのです。
このパソコンの画面越しというのが曲者で、細かいニュアンスが伝わらない、そんなことが頻繁に起きています。
対面で出来ないからと、もっとしっかり伝えなければならないと、精神的なプレッシャーが多くなっているのです。
対面ならわかってもらえることでも、パソコンの画面越しでは難しくなって、余計に不安に感じてしまうのです。
この精神的なプレシャーが長く続くことで、特に肩こりや腰痛をひどく感じる様になっています。
体を動かすことが少なくなる
通勤や、職場で体を動かすことは結構な運動になっています。
リモートワークの在宅勤務では、そもそも体を動かすことが少なくなります。
人間の体は、意識して動かさなければ、筋肉が減ってきて固くなってきます。
その上、パソコン作業は体の動きが少なく、筋肉が凝り固まる姿勢です。
仕事に集中すればするほど、体の不調を高めてしまう、そんな悪循環になってしまいます。
パソコン作業が長い
パソコン作業は、机と椅子を自分の体に合うようにセットしないと、疲れが溜まってしまいます。
設備の整ったオフイスでさえ、パソコン作業は疲れるものです。
リモートワークで自宅勤務になると、オフイスのようにはパソコン作業の環境が整っていません。
普通の折りたたみ椅子を使っていたり、ひどいときはテーブルにパソコンを置いて、あぐらをかいて仕事をする。
そんな、体に負担のかかる姿勢で仕事をしていることもありました。
リモートワークが長くなってきて、さすがに体に負担がかかりすぎる姿勢は改善されてきてはいます。
姿勢が悪ければ、ダイレクトに腰痛に繋がってしまいます。
また、気をつけなければならないのが、パソコンの画面から放射されるブルーライトの影響です。
目の疲れやドライアイが進み、それが頭痛や肩こりに影響しているのです。
リモートワークに慣れていない
今までのように通勤して職場で仕事をする、そのような働き方ができなくなったことで、まだリモートワークに慣れていないことも原因の1つです。
試行錯誤はこれからも続いていくでしょうが、仕事のやり方は個人個人で違いますので、これが絶対良い方法というのはありません。
リモートワークをやりながら、少しずつ自分にあったやり方を探していくしか無いでしょう。
自分の体が不調になってからでは遅いですから、その前に手を打つことが大事です。
リモートワークで起こる肩こりや腰痛の改善法
リモートワークによる精神的なプレッシャーを少なくする
リモートワークでは対面ほど意思の疎通が出来ないことを考えて、すべてわかり合おうと神経質にならない。
これはどんなにリモートワークが進んでも、相手の全部の気持ちを伝えることは出来ないからです。
そのように考えて、あまり考えすぎることがないように、ある程度の意思の疎通ができればいいと考えることです。
リモートワークと対面での会話比べると、どんなに頑張ってもリモートワークのほうがうまくいきません。
それを無理に対面と同じように考えるから、体の不調につながるのです。
リモートワーにも限界というものがあり、それ以上のものを望むのは無理があります。
リモートワークと対面との違いをわかった上で、リモートワークを進めていきましょう。
できるだけ体を動かすようにする
同じ姿勢を長時間続けることがないように注意します。
1時間の作業をしたら15分休んで、手足を動かす。
時間は目安ですので、自分の考えで体を動かすと良いです。
リモートワークで体の調子を崩すのは、同じ姿勢を続けていることが1番の原因ですので、とにかく立って体を動かすこと。
この習慣をつけることが、体の不調を防ぐことの基本になります。
パソコン作業の環境を整える
1番最初にすることは、リモートワークを快適にできる環境を作ることです。
パソコン作業が中心になりますので、背筋を伸ばした姿勢で、若干上向きでパソコンの画面を見るようにセットする。
このパソコンのセットができれば、作業姿勢が良くなって、腰痛はかなり改善され、新たな腰痛に進むことはなくなります。
パソコンの画面から放射されるブルーライトは、ブルーライト保護メガネでかなり低減できます。
最近ではブルーライト低減用の保護メガネが、眼鏡屋やネットでも購入できるので、使うといいでしょう。
最近までブルーライトの害はあまり言われていませんでしたが、リモートワークが増えたことで、危険性が言われるようになっています。
リモートワークに慣れる
まだリモートワークに慣れていないというところが本当のところで、これからも試行錯誤を繰り返し、自分にあった改善法見つけていくことになります。
自分の体は自分で管理するしか無いわけで、調子を崩して仕事に支障が出ても誰も助けてくれません。
仕事に夢中になりすぎて体を固まらせてしまわないこと、ある程度仕事をしたら体を動かす時間を作る。
体の調子を崩さずにリモートワークを続ける秘訣です。
まとめ
リモートワークで起こる肩こりや腰痛の原因と改善法を紹介しました。
・肩こりと腰痛の原因その1 リモートワークによる精神的なプレッシャー
・肩こりと腰痛の原因その2 体を動かすことが少なくなる
・肩こりと腰痛の原因その3 パソコン作業が長い
・肩こりと腰痛の原因その4 リモートワークに慣れていない
・肩こりと腰痛の改善法その1 リモートワークによる精神的なプレッシャーを少なくする
・肩こりと腰痛の改善法その2 できるだけ体を動かす
・肩こりと腰痛の改善法その3 パソコン作業の環境を整える
・肩こりと腰痛の改善法その4 リモートワークに慣れる
リモートワークはこれからの働き方として広がっていくことでしょう。
リモートワークには慣れるしか無いので、自分にあった対策を早めに取ることが重要です。